洒落怖超まとめ

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あくま

   

135 あくま1/2 sage 2006/10/16(月) 21:44:16 ID:hw/dZLVnO

これは、私が体験した怖い話です。
10年前、私がまだ小学生だった頃、兄と一緒に祖母の家に遊びに行った時の話です。
地元の駅で切符を買い、電車に乗って祖母の家にいきました。
はじめて電車に乗るのと、兄と2人だけで祖母の家にいくということで嬉しかった私は兄とはしゃいてました。すると、隣に座っているお姉さん(歳にして20ぐらいだったと思う)が粋なり悲鳴をあげた。
私はびっくりして失神した。
起きるとそこは見知らぬ部屋で、待っているとドアから人が入ってきた。
駅員さんだ。どうやら私を保護してくださったらしい。兄のことを聞くと、駅員さんはうつ向いた。
数分たち駅員さんの口から兄は死んだと聞かされた。
私は理由をきいたのだが駅員さんは口を固く閉ざして聞くことができなかった。
私は実家に帰された。
駅員さんと母が玄関で何やら話しているのが聞こえてきた。
「…くん………あくまに………じられ……ました」
あくま?
私は子供ながら悪魔に兄が殺されたと思い、それからの5年間脅えながら暮らしていた。

140 あくま2/2 sage 2006/10/16(月) 22:09:28 ID:hw/dZLVnO

あくま…その意味を知ったのは私が高校生の頃、今から5年前のことです。
学校から帰ってきた私は、家に誰もいないことをしり、土曜日だったため早く終わったので、昼飯を作っていました。
私は昼飯の用意がないなんて…。まったく…と思いながらいそいそと用意をしていると、電話がなりました。
父からで母が携帯に出なくて心配でかけてきたようで、私は知らない、携帯を家に忘れたんじゃないかと、また母の携帯に電話するよう伝えました。
しかし、携帯はならず(母はマナーモードにはしない)私も心配になり、探すことにしました。
結局、母は祖母の家におり、ただ電池がなかっただけであったのだが、祖母の家にいた母はどこか、いつもと様子が違かった。
すると、母は父と顔を見合わせて頷き
「そろそろお前にもちゃんとはなさないとな…」
と真剣な眼差しで話をきりだしてきたのだ。
私は兄のことだとすぐわかった。
そして、恐ろしくて私からは聞き出すことのできなかった「あくま」の意味をしり、今でも脅えながらくらしています。

176 本当にあった怖い名無し sage 2006/10/17(火) 01:13:40 ID:1PzG7B/LO
あくまは私が書いた奴です。
やっぱりオチきかないと気持悪いですよね?
あの悲鳴上げた女いるじゃないですか?
その女性の前の席に親子がいて、子供がうるさくても親が何もいわないんですよ。
で、親子のとなりに座ってた、ちょっと変わった風貌の男のひとがきれて、手に持ってる傘ではしゃいでた子供の頭を思いっきり刺したんです。
それをみた女性が悲鳴をあげたんです。
で、そのこえにびっくりした私が気絶してしまって…。今まではしゃいでた私たちも、その男に目をつけられていて…兄も傘でザックザクと頭を刺されてしまったんですよ。
その男性の風貌黒い布をまとっていて、顔が笑ってるのか、怒っているのかわからない形相で悪魔みたいだったということです。

何故駅員が私に教えてくれなかったのかは、下手したら私も殺られていたかもしれなかったし、まだ幼なかった私に心に傷を負わすのはまずいと…。
で、駅員と親が手をうって私だけには内緒ということにしてたんです。
親は兄は心筋梗塞と言っていました。
でも悪魔がどうとか玄関先で言ってたので、幼なかった私は、駅員と母が話をしている顔つきから…何かあるなと思っていたんです。
で5年たち、両親から本当のことを聞かされたのです。

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