ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 31-40 > Part 39 > ばあちゃん 2016/04/30 28 名前:ばあちゃん 1/2 投稿日:03/05/25 14:48 漏れのばあちゃんは俺のことをずいぶんかわいがってくれていた。 俺もそんなばあちゃんが大好きだった。 そんな、ばあちゃんが亡くなる2日前の夜。 その日の夜は家族が交代で病室のばあちゃんを見守っていた。 母親が「ちょっと飲み物買ってくるわ」と、 俺を独り病室に残し出て行った。 夜の2時半。 流石に眠かったのか、ベッドの脇の椅子に座りながら こっくり…こっくり、と夢と現を彷徨っていた。 29 名前:ばあちゃん 2/2 投稿日:03/05/25 14:50 ふと、ばあちゃんがむっくり起き上がった。(寝たきりのはずが) 「え…?」 とわけがわからずぼけっとしてると、 突然ばあちゃんが俺の首を締めて来た。無表情で。 「…うぉ…なんで…」 あのばあちゃんにこんなことをされていることが、恐くてたまらなかった。 死ぬ、と思った時に、 ガクン、となって、椅子から落ちそうになっていた。 見るとばあちゃんはいつものように寝たまま。 母親が程なく帰ってきた。 俺が「遅いよ、どこまで買いに行ってたの?」ときくと 「え? スグそこの自販機じゃん」と。 時間の感覚が狂ったのかな…あれは。 2日後、ばあちゃんは臨終した。 B! LINEへ送る - Part 39, 洒落怖