ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 41-50 > Part 41 > コロス 2016/05/03 825 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/18 19:17 だいぶ前の話です。街中で昔の友達と偶然に会い、他の友人を呼んで5人でプチ同窓会を 開くことになりました。懐かしい顔ぶれに、昔話をしつつ楽しくお酒を飲んでいました。 お酒に弱い私はあまり飲まなかったのですが、みんなはガバガバ飲んでいました。 するとA君が酔いつぶれて寝てしまいました。みんなは「寝るにはまだ早いぞ~」 といってたたき起こそうとしてました。そこでB君が呂律の回らない口で 「みんなで有ること無いこと吹き込もうぜぇ~」 といい、みんなで色々とA君の耳に囁きはじめました。 B「君は目が覚めると好きな人に告白する~」 C「俺に3万円をくれる~」 私「今日はA君がおごってくれる~」 など冗談をいってました。そしてD君がとんでもないことを言いはじめました。 「お前が目を覚ますとなぜか憎しみが沸いてくる。憎い憎い憎い憎い。そしてお前は 憎いあいつを殺したくなる。殺す!殺す!殺す!殺す!」 みんなその場で引いてしまいました。D君は何を言ってるんだろうと・・・ 「な、なにいってんだよ!?」「おいおい冗談にもなんねーぞ」 などみんなはいいました。するとD君は 「いやさ、TVで前みてさぁ。こうやって吹き込むと本当にそうするらしいみたいなんだわ」 と、言っていました。私は 「いくらなんでも危ないよう」 といい、みんなも「洒落にならん」と焦っていました。D君も反省し 「ゴメンゴメン、さっきの冗談だ~冗談だ~ジョ・ウ・ダ・ン」 と眠っているA君に語りかけました。 そんなことも忘れてまた楽しく昔話をしてお酒を飲んでいました。 826 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/18 19:17 「そういえばそんなこともあったけなぁ(笑)」 「お前、あん時はマジでビビッたよ」「あはは(笑)」 そんな当時の話に私もお腹を抱えて笑っていました。 するとA君がむくりと起きはじめました。 「おっ!起きたかぁ」「ちょうどお前の恥ずかしい事件を話してたとこだよ」 と、みんなでA君に話しかけました。まだ寝ぼけているのかA君は視点が定まって いませんでした。A君はゆっくり立ち上がると何か喋りはじめました。 「・・・ス。・・・ロス。」 みんなはキョトンとしていました。D君が近寄り 「だいじょうぶかぁ?飲みすぎたかぁ?」 と、そのときでした。A君の両手がD君の首へといきました。すると、もの凄い勢いで 首を絞め始めたんです!突然のことにD君は 「グッ・・ウェ・・・・・ェ・・・」 と声にならない声をだし振りほどこうとしました。 「コロス、コロス、コロス、コロス、コロス・・・」 A君の声がはっきりと聞こえてきました。みんな慌ててA君を取り押さえました。 「ゴホッ!ゴホ!ゴホッ・・ハァハァハァ・・・」 私は助けられたD君にかけよりました。A君はまだ 「コロス!コロス!コロス!」 と叫んでいました。その叫び声に気がついた店員さんが駆けつけて 「このままではいけない」と警察も呼ぶこととなり、A君を止めに入りました。 それから暴れて疲れたのかA君も落ち着き、色々と事情聴取も聞かれ プチ同窓会は終了となりました。帰り際D君が 「こえー」 といい、みんなで呆れ果てていました。 おわり PS 皆さんも気をつけてくださいね。 B! LINEへ送る - Part 41, 洒落怖