洒落怖超まとめ

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チェーンメール

   

224 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/12 01:06
いたずら

最初はちょっとしたいたずらだったんだ。
それがどうしてこんな事に・・・

そもそも、この大惨事は
俺が自作のチェーンメールを5人ぐらいの友達にフリメで送ったことから始まった。
内容はよくありがちな、文頭のもっともらしい怪談+
「このメールを見たら24時間以内に2人の人間に
同じ内容のメールを送らなければいけない。もし送らなければ不幸になる」
という物だった。少なくとも、その時点では。

225 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/12 01:18
その三日後に、そのチェーンメールが俺のところにきた。
俺は正直とても嬉しかった。当然、不安など微塵も感じていなかった。

次にそれが来たのは、その2日後。
その次はその日の夜中過ぎだった。
俺は少し驚いた。全く心当たりのない人からおくられてきたから。
そこまで広がってるのかと、ほんのすこしだけ怖くなった。

その次の朝。起きてすぐメール確認してみる。
未開封が10件以上あった。
まさか。
予感どおりだった。全部例のメール。
呆然としている間にも、次々と。次々と。

この通り、俺は、口コミの力を馬鹿にしていた。
しかし更にもうひとつの誤算があった。
簡単にいえば、「念」についての。

このメールは、ご存知の通り日本中に広がっている。
なかには信じていないという人もいるかもしれないが、
たいていの人は心の奥底で多少なりとも信じているんだろう。
その信じる心が、俺の他愛のないいたずらを、本当ののろいに変えてしまったのだ。

今こうして書き込みしている間にも何百件ものメールがやり取りされている。
内容も1日が1時間に、2人が10人に、「不幸」が、「死」にエスカレートしている。
怪談も、より怖く、洗練されてきている。

これ以上の被害を食い止めるため、おれは最後の手をうつ。

226 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/12 01:21
即ち、ここでこのチェーンメールのネタばらしをするのだ。
こうすることにより、信じる念が消えてのろいも効力を失うだろう。
そのために、この書き込みをみた人は
ひとりでも多くの人にこの事実を伝えて欲しい。
御願いだ。そうする事によって被害を食い止められるんだ。
頼む。時間がない・・・・。

227 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/12 01:22

「成るほど、こいつ頭いいな」
ディスプレイから目を離し、男はニヤニヤしながら呟いた。
「こうやって2度もチェーンメールを大流行させたんだからな」

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