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ミッチェル嬢

   

277 本当にあった怖い名無し sage New! 2005/09/29(木) 13:24:24 ID:OLuys3TU0

友達から初めて聞いたときすごく怖く感じた話。
細かい点は忘れてしまったんだけど、まあ聞いてくれ。

君とB君という二人の男の子が登山をしていた。
しかし道に迷ってしまい、自分たちがどこを歩いているのか定かでないまま
夕暮れが迫ってきた。

困り果てていると、先の方に山小屋らしきものが見える。
二人は喜んで小屋の明かりの方に走っていった。

中には一人の老人がいて、ふもとの町に行く道を教えてくれた。
町まではそう遠くはなさそうなのだが、
なぜか老人は二人に一晩泊まっていくよう熱心に勧める。
しかし一刻も早く山を下りたい二人は、その申し出を丁寧に断った。

すると、老人はため息をついてこう言った。

「それならば仕方が無い。
しかし、こんな夜にはミッチェル嬢が外を出歩いてなさるかもしれない。
もしあんたがたがミッチェル嬢を見かけても、
大声を出したり、逃げ出したりしてはいけない。
無視するのが一番じゃ。分かったな?」

二人は何のことか分からないまま老人に礼を言い、
小屋を後にした。

町に続く道を歩いてしばらく、二人は辺りに人の気配を感じた。
ミッチェル嬢か?と思い、恐る恐る振り返るも、人影はない。
ほっとため息をついて前を向くと、突然前方に人影らしきものが現れた。
暗闇の中目を凝らして見てみれば、
それはブラウスとスカートを身につけた女性である

278 277 sage New! 2005/09/29(木) 13:27:16 ID:OLuys3TU0

続き。

女性はニヤニヤと笑いながらこちらに歩いてくるが、
近づいてくる彼女はのその頭は、
なんと人の握りこぶしほどの大きさしかなかった。

「ぎゃああああああっ!!!!!」

B君は恐怖のあまり老人の言葉を忘れ絶叫し、一目散に逃げ出した。
するとミッチェル嬢は君の悪い笑みを浮かべたまま、
ものすごいスピードでB君を追いかけていった。

彼女の姿に腰を抜かし声さえ出せなかったA君は、
ただ二人の姿が暗闇に消えるのを見ていることしかできなかった・・・

翌日、A君は何とか自力でふもとの町に着いた。
だが、その後B君の姿を見たものはいないのである。

ミッチェル嬢の姿を想像するとぞっとするんだよね。
でも、書き込んでみるといまいちか?

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