ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 27 > 呼び鈴 2016/04/18 329 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/15 21:06 友達から聞いた話です。 友達はある大学に受かって、東京で一人暮らしをしています。 ある時、部屋で何気なくテレビを見ていたとき呼鈴が鳴りました。 何だろうと思って戸を開けてみると、そこには誰も居ませんでした。 質の悪いイタズラだと思っていましたが、それはその日から何日も続きました。 一ヶ月くらい経った時、さすがに耐えきれなくなって警察に相談に行きました。 最初はあまり相手にしてくれなかったけれど、彼は切実に訴え 又、その時にちょうどストーカー殺人があった事もあり、警察が家に来てくれることになりました。 330 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/15 21:16 次の日、私服警官が二人彼の家に来ました。 呼鈴が鳴らされるのは大抵、10~11時くらいだったので警官は9時頃来て 一人は彼と中に、もう一人は部屋の入り口が見える物陰に隠れていました。 部屋の中に居た警官は若いと言うこともあり、話が弾み呼鈴のことも忘れていたとき 「ピンポーン」 といつもの様に呼鈴が鳴りました。 警官は注意深くドアを開けましたが、やはりそこには誰も居ませんでした。 急いで隠れている警官の所に行き、 「おい、誰か来たか?」 と聞きました。 もう一人の警官は誰も来てないと言いました。 331 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/15 21:30 「ひょっとして故障とかしてるんじゃないですか?」 物陰に隠れていた警官がそう言い、チャイムを確認しました。 スイッチを押しても何も音がせず、やっぱり故障だよと笑っていたら 部屋の中に入っていた警官が青い顔をして外にでてきました。 「ちょっと来てくれ。」 そう言われて中に入って彼が指を指す方を見ると そこには呼鈴本体がありました。 「これがどうかしたんですか?」 彼は何故、警官がそんな顔をしているのか分かりませんでした。 警官はゆっくりとした口調で言ました 「よく見てみろ、これには電池が入ってないんだぞ。」 B! LINEへ送る - Part 27, 洒落怖