ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 29 > 和服の女の子 2016/04/20 359 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/04 00:19 中学生の頃、自分の部屋のベッドで寝ていたら いきなりドアがパタンと開いた。 ん?と思いそちらに寝ぼけ眼を向けると 和服姿の女の子がそこに立っていた。無表情で。 状況が理解できずボーッとしていると その子はズカズカと部屋の中に入り、 さも当然のように自分の布団に潜り込んできた。 狭いシングルベッドの中、その子は無表情なまま自分のすぐ横にいた。 怖いというより正直ビックリしていた。 声を出そうにも出なかった。体も横にしたまま動かなくなっていた。 いつの間にか金縛りにかかっていた。 目の前に女の子の顔がある。でもその子はこちらを見ていなかった。 ただ、天井を見つめていた。 まばたきもせず、ただ一点から視線は動かなかった。 本当に、まばたきは一度もしていなかったように思う。 同じ布団に入っていたのはほんの数分(に感じた。) その子は来た時と同じように、いきなり布団から出ると こちらを振り向く事もなくスタスタと部屋を出て行った。 ドアを開けっ放しのまま。 今でもあれは一体何だったのかサッパリ分からない。 B! LINEへ送る - Part 29, 洒落怖