洒落怖超まとめ

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奇妙な集団

   

871 :本当にあった怖い名無し:2009/07/21(火) 03:05:46 ID:9mJdviqx0

会社で普段しょうもない話もしない真面目なおじさん遠藤さんが、
興奮しながら出勤してきて、「昨日こんな事があったんです!」と話し始めた。

趣味の登山。初心者向けのハイキングコースを奥さんと二人で歩いていた。
すると山道の曲がり角で、奇妙な集団と鉢合わせになった。
遠藤さんの表現をそのまま借りると、顔は宇宙人で皆ベージュのスーツ姿。
「これはやばいものと出くわした!」と、奥さんと二人、黙って顔を伏せて早足で横を通り過ぎる。
角を曲がり、しばらくして、奥さんと黙って顔を見合わせていると、背後から「エンドウサン!!!」と甲高い声で呼ばれ、ギョッとして振り向くと
連中が曲がり角からのぞき込むように顔を出し、
皆が心底驚いて怖がっているような表情で遠藤さんを指さし、
「アーー!!アーーー!!!」と悲鳴を上げている。
奥さんと二人、遠藤さんは必死で逃げ出し、下山した。

「いやー、たまげたなんてもんじゃないですよ!
お山の精霊ですかねー、本当に怖かったですよ!」と
もの凄く興奮しながら話す遠藤さん。

ところでこの話で俺が驚いてるのが、
これと全く同じ話を数年前に2ちゃんで見たことがあって(もしかしてこのスレか?)、しかし遠藤さんは
60近いおとなしい真面目なおじさんで、人から聞いた話をあんな様子で自分が体験しました!なんて話すキャラじゃない。
もしかして遠藤さんは俺がどこかで読んだ同じ怪談(?)と同じ体験をしたのではないかと思うのが、俺にとって洒落怖なところ。

874 :本当にあった怖い名無し:2009/07/21(火) 03:56:09 ID:MpSte3GzO

898 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2009/07/18(土) 14:14:13 ID:h4behx8e0
昔、完全装備で一人用のテント持って山歩いたりしたけど今は止めた
ある山で、急に荒天になったんでテント張って様子みているところに、びしょ
濡れのおっさんが助けてくれと有無を言わさず入り込んできて、こっちまで
死にそうになったことがあったもんで
着替え提供したり、予備の燃料で暖を取ったりしているうち吹雪も収まって
その時は何とかなったけど、大勢で来られたり天気がなかなか回復しなかっ
たりしたらと思うと、今でも身震いする
もしこちらもギリギリだったら、自分の身を守るために殺すしかなかったかも
山の恐ろしさを知らない人間が平気で山に来る以上、もう山には行けない

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