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390 本当にあった怖い名無し 2006/03/23(木) 15:17:11 ID:blFBC9YZO

俺が小6のとき曾祖父が死んだ。式の準備の為に曾祖母達が暮らす家に行った。

遺体はまだ家の寝室に安置されていた。

親父達が今後の事について話しているとき俺と妹は二階に行って遊んでいた。

ここからの記憶は今まで薄れたことがない。まず妹が漫画「なかよし」を読んでいた俺は学校の自由帖に絵を描いていたが突然妹が立ち上がって一階に走っていってしまった。かなりビビった俺は追いかけようと部屋を出た。その時一人の男の人が別の部屋に入っていくのを見た。
二階の部屋は全部で3つありその内1つの部屋は使わなくなった箪笥やらベッドの他に地球儀やパズルとかがあった。そこにその男性が入っていった。

人見知りしなかった俺は遊んでもらおうと思ってその部屋に入った。入ったが男が俯いて体をこちらに向けて立っているのを見たとき子供心にヤバイと感じて一階に走っていった。俺はそのことを誰にも話さなかった。あの部屋に入るといつも怒られていたからだ。その日は運よく帰れたので良かった。が告別式の当日にその男がいた。
なんと俺の母親の父つまり祖父の双子の弟ということだった。祖父について俺は何も知らされていなかった。顔も知らないし何で死んだかも知らない。もちろん双子ということも。母親達とその弟は仲が悪いらしく、式のあと口論になっていた。俺は恐くて訳が分からなかった。

俺は親父に聞いた。「あのおじさんってこの前来たよね?」「いや俺はお母さんとの結婚式以来だな」それ以来その弟とは会っていないが、あの時一体何をしていたのか、何の為に来たのか。もう会いたくない

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