ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 22 > 母親を殺す夢 2016/04/08 140 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/13 15:03 皆さん、思春期に見る夢には、大人になって見る夢以上に 意味があるって知ってました? 私は、この話を友人にし、その友人から上記の事を教えてもらいました。 私が中学生の頃、4夜続けて連続した夢を見たことがありました。 <1夜目> 無性に腹立たしく、母の殺害を決心する。 母の事を考えるだけで、体がぶるぶると震え、涙が出てくる。 「母を殺さなければ、これから先生きていくのが辛い。 あいつのせいで私は駄目になっている」と夢の中で感じていました。 (ちなみに、実生活での私と母は別段憎しみ合うような関係では ありませんでしたよ!私が反抗して叱られる事はあっても、夢の ように、体が震えるほど憎いと思った事はありません) <2夜目> 母の殺害を計画する。深夜、学校で殺害する計画を立てる。 何時ごろ、どうやって母を呼び出し、どうやって殺すのか・・・ 酷く具体的に夢の中で計画立てました。 142 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/13 15:07 この2夜続けての夢が、あまりにもリアルで、朝目覚めた時まで 憎しみや悔しさや、果ては武者震いまでがフラッシュバックしてきたので、 非常に怖かった事を覚えています。 それにも増して怖かったのは、これらの夢が連続しており、まるで ドラマの間に入るCMの様に現実に目覚めたかと思ったら、 夜、またしても夢の中の「現実」に引き戻される事でした。 143 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/13 15:07 <3夜目> いよいよ殺害の前日。昼間。何気に母と話して、母の機嫌や様子を伺う。 私の冗談に笑う母を見て、ほんの少し、愛情というか・・・ 同情というか・・・そんなものを感じて物悲しくなる。 しかし、こいつは生きている以上、何度も何度も何度も私を同じ目にあわすに違いない。 こいつ自身、こんな一瞬の楽しみを除けば生きているのも辛い現実ばかりなのだ。死んだほうがマシなのだ。 夜、いよいよ計画実行の日。私は前準備として、シャベルとタオル、 ビニール、綱(引越し用のビニール紐)などを持って学校へ向かう。 続く 144 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/13 15:08 ここまでの夢の内容を、私は4夜目の朝、母に話した。 荷物を運ぶ時の、夜目にも白い息や(当時は冬)、胸が苦しくなる程の 悲しさ辛さ、そういったものが全てリアルすぎて、本当に私は 母を殺してしまうのではないかと怖くなったのだ。 話を聞いた母は、「最近、(私達)喧嘩したかしら?」と明るく笑いとばして くれて、ちょっとだけホッとした。 どうしてこんな母を殺そうと思ったのだろう?という気持ちが、なぜか 夢の中の自分のように湧き上がった。 しかし夜になると、夢の「現実」が迫ってくる気がしたので、ラジオの深夜 放送(当時流行っていた「オール○イト××」)を聞き、眠らないようにした。 続く 145 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/13 15:11 結局寝てしまったらしい私は、翌朝、夢を見る事無く目覚めた。 久しぶりに気持ちよく部屋を出ると、なんだか家の中がバタバタしている。 父が電話をしており、その隣で母が呆然と座っている。というより、腰を 抜かしている。 先に目覚めていたらしき兄に「どうしたの?」と聞くと、兄が 「俺もよくわからんが、どーやら上の階の人が殺されてるらしい。 そこんちの子が朝方来て、『お父さんを殺しました』って、おかんに 言ったらしい」との事。 続き 146 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/13 15:12 母はマンションの住み込み管理人をしているので、管理人である母に その子は知らせに来たらしいのです。 で、母は腰を抜かし、父はその子を連れて上へ。死体を見たのか 青ざめた顔で警察へ連絡。 「救急車?!呼んでませんよ!死んでるんですよ!?はぁ? 死んでても呼ばなきゃいけないんですか?!何言っているんだ!」 ・・・家は大混乱でした。 上の階の子は兄と同年代。私よりも2つ上。そちらのご家庭は 蒸発した母親(行き先不明)と、飲んだくれの父親。その父親を 殺してしまった兄の同級生と、3~4つ下の妹がいたそうです。 147 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/13 15:14 私の見た夢は、うちの上の階の、その子の考えていた事だったのかな? と、考えてしまいました。 友人曰く、思春期は親を殺す夢などを見る子が結構多いそうですが(^^; でも、もし私が彼女(殺害した子)にシンクロしていたのなら、 彼女はあんなにも悲しく辛い気持ちだったのか、と、本当に悲しくなりました。 終わり B! LINEへ送る - Part 22, 洒落怖 夢とリンク