ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 28 > 浮浪者 2016/04/19 351 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/20 21:38 遅い時間まで仕事が長引き、 自宅近くの某駅を降りたのはすでに夜の12時をまわっていました。 田舎の無人駅なので、一緒に降りる人もほとんどいず、 しばらく家へ向かって歩くと、私一人だけになりました。 ふと人の気配を感じて、後ろをふり向くと浮浪者のような人が、 なにか歌のようなものを歌いながら、ピョンピョンとジャンプして、 こちらに近づいてくるのが見えました。 少し怖くなったので、小走りし、また後ろを振り返るとその人は居なくなっていました。 どこかに行ったのかな、と思い、安心して歩速を緩めると、 また後ろで人の気配と、妙な歌声が聞こえてきました。 振り返るとさっきの浮浪者がまた、ピョンピョンジャンプをしながら 私に近づいてくるのが見えました。 もう怖くなって、走って逃げようとしたその瞬間、浮浪者がフッっと消えました。 驚いて立ち止まっていると、次の瞬間、私の目の前にフッっと浮浪者が現れました。 そしてニヤニヤ笑いながら、妙な歌を歌いピョンピョンジャンプしていました。 その日、私がどうやって家に帰れたか良く記憶がありません。 B! LINEへ送る - Part 28, 洒落怖