ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 31-40 > Part 38 > 消えた姉 2016/04/29 157 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/22 20:28 この前、ここ10年家出して何の連絡もなかった姉が夜中に突然家に帰って来た。 その日は両親は都合でいなかった為、俺一人だった。 姉は何かに怯えているようでガタガタ震えていた。 「絶対絶対一人にしないで!!もう戻りたくない戻りたくない」 と俺にしがみつき、パニック状態だったため家出当時のままの 二階の姉の部屋へつれていきベッドで横になってもらった。 とりあえず落ち着いてもらおうと俺は 「何か飲むものもってくるよ」と言って部屋を出ようとした。 姉は「行かないで行かないで!怖い怖いよー!!」 俺が部屋を一歩出た瞬間にバターン!と勝手に姉の部屋のドアが閉まった。 そして部屋の中から姉の声 「ギャッ!青い人が来る!青い人が来る!青い人が来る!!」 ドアをやっと力ずくで開けると、姉はこつ然と消えていた。 ベッドの下もクローゼットの中にも、天井裏にもいない。 玄関にはぼろぼろになった姉の靴だけが残されている。 夢ではない。とにかく消えてしまったのだった。 B! LINEへ送る - Part 38, 洒落怖