洒落怖超まとめ

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消えた魚

   

182 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/01 18:34
最初の仕事で行った研修所での話。
そこは、複数の会社の合同研修施設だった。
全員泊まり込みで、朝~夜まで研修三昧。
泊まり部屋の定員は4人。2段ベッドが二つ。
俺が行ったのは9月で、2週間の研修だった。
中途半端な時期なんで、同室は一人。
酒好きで、門限破り常習犯な30男。
ちなみに門限は10時半。消灯は11時だった。
その日、俺が部屋に戻ったのは11時少し前。
30男は帰ってない。上の段のベッドへ昇る。
相方は対面のベッド下段。俺、鼾を避けた次第。
夜中に起きた。相方のベッドから声。戻ったか。
ウウ・・ウーン・・ウ・・ウ・・ンンン・ン・
鼾?うなり声?かなりウルサイ。寝れない。
ドサッ    シーン・・・静寂
ん?落ちた?アホやなぁ。でも少し心配。
様子を見ようと寝返りを打った。
目の前に何かある。何だ?暗くて・・・
頭?それが、徐々に下からせりあがってくる。
髪が長い。女?なんで女?
髪の隙間から覗く目が非常に赤い。無表情。
怖!ヤバ!目を閉じた。すぐに寝た。失神?
次の朝起きて気が付いた。
相方は既に研修を終えて、昨日帰ったハズ。
夢か?そう思った俺、ベッドから降りた。
足元の床に長い髪が束で落ちてた。

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