ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 51-60 > Part 57 > 清めの塩 2016/05/17 810 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/08 18:40 昔々、俺が高校時代。 友人(少し年上。大学でアパート暮らし)といっしょに遊んだ帰り。 公民館、って言うのか? 地域の集会場みたいな建物のそばに人だかり。 全員喪服。ああ、お葬式なんだな、と思ってその場を通り過ぎた。 その日は友人の家に泊まる予定だったんだが、途中で友人が「頭が痛くなってきた」 と言い出した。 ついさっきまでハイテンションで騒いでたから、その反動で疲れたのかなぁ、とか 思ってたが、顔色の悪さが尋常じゃない。真っ青で、脂汗でシャツの首まわりとか びっしょりになっている。 ……まさかついて来ちゃったのか? 友人の家に入る前に、コンビニに寄って塩(天然物の粗塩。食卓塩の方が安かった んだが、さすがにね)を買う。 で、家に入る前にまず俺が肩にかけ、その後背中の方に向けて塩をまく。 その後、ふらふらしている友人(その時には、手が震えて、塩まき出来るような状態 じゃなかった)に俺がかけてやった。 その瞬間、「ぐう」とも「ぎゅう」ともとれる、甲高い声が、友人の背中のあたり から聞こえた。 その後、1時間ほど寝かせたら友人の体調も復活したが、その頃になってふたりとも 怖くなって怖くなって、ドアの回りや窓のそばにまで余った塩をまきまくって、一晩中 寝ないで過ごしました。 その後、例の葬式について調べたりしたら、もう少し詳しい話ができたかも知れ ないけど、ヘタレな俺たちには無理でしたw 以上、10年ばかり前、俺が本気でぞっとした話、でした。 B! LINEへ送る - Part 57, 洒落怖