父のコレクション
父親が死んで3年後、
自宅をとうとう売り払うことになった。
俺は自宅の裏庭にある古びた倉庫の二階で
必要な荷物を片付けていた。
「ん・・・これは父のエロ本コレクション・・・?」
こんなところに隠していたのだろうか。
ちょっとドキドキしてそれを読んでいた。
そのとき
「XXXX」 ←漏れの名前
と倉庫の一階から俺を呼ぶ男の声。
俺はやばいと思ってエロ本を隠した。
その声の主は階段を上ってくる。
だが誰だろう・・・家には母と俺しかいないはずだ。
「コラッ!」俺は叱られた。
階段を上ってきたのはなんと死んだ父だった。
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Part 79, 洒落怖