洒落怖超まとめ

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現実の怖い話

   

怖い話します。聞いてください。
あれは今年の二月の終わりのことでした。
私はその日、椎間板ヘルニアという腰の病気の手術を受ける為、
前日から入院していました。
そして、それが私の恐怖体験の連続だったのです。
まず、最初の恐怖は手術日の朝でした。
朝食を抜かされ、手術の時間を待つ私の元に、若い看護婦が一人やってきて言いました。
「・・・さん、手術前に浣腸しますね。トイレに来てください」
五分後、私は便器に手をつき、二十代半ばの看護婦に尻を突き出し、浣腸されていました。
涙が出そうでした。

そして、次の恐怖は手術が終わり、全身麻酔から覚めたときでした。
麻酔が覚め、目を開けると私は病室の自分のベッドに戻っていました。
まだ身体は動きません。意識はさめても、身体から完全に麻酔が消えていないのです。
ふと、左の手首に違和感を覚えました。
そういえば…と私は手術準備室での事を思い出しました。
普通は麻酔というものは腕に刺した点滴から流し込むのですが、
私の場合、手首という身体の中で最も角度を頻繁に変える部位に点滴針を差し込まれたのです。
まぁしかし、そこは医師のやることなので、まさかミスなどないだろうと私は不安を打ち消しました。
その時です。私は急に尿意を覚えました。
その瞬間、私は焼けるような痛みを股間部に感じました。
麻酔が完全に切れていたら、飛び起きていたでしょう。
その時はまだ、かろうじて頭を起こして見ることしかできませんでした。
そして私は知ったのです。私の!!!に管が刺されていることを。
それから尿瓶で尿をすませられるようになるまでの四時間、私はずっとその傷みを持ち続けました。
そして、ついに四時間が経過したとき、私は真っ先にナースコールを押し、
このいまいましい尿道カテーテルを抜いてもらおうとしました。
しかし、やって来たのは浣腸の時とは違う若い看護婦でした。
看護婦は情けない声で抜いてくださいと言う私を見てクスリと笑い、
「少し痛いですよ」
そう言って私の!!!をつまんで管を引き抜きました。力業でした。
私は声を我慢できませんでした。看護婦はクスリと笑いました。
世の中のすべてを恨みたくなりました。

さて、次が最後の恐怖です。
それは、手術が終わった次の朝でした。
私はまだ手術跡から血を抜き出す管や、点滴、心電図などを付けたままだったため、
起きあがることが出来ませんでした。
が、人間というのは不便なものです。私は便意を感じてしまいました。いわゆる大です。
しかも、それは前日の浣腸の効用が残っていたのか、我慢というものを完全に否定する勢いでした。
私はそれでも数分間は無駄な抵抗を試みましたが、やはり無駄は無駄でした。
観念し、ナースコールです。来たのは中年の看護婦でした。
私は便意が我慢できない旨を伝えました。てっきり身体の管を一時的に抜いて、
トイレに連れて行ってくれると思っていたのです。
しかし、その直後に私の期待は最悪の形で裏切られました。
中年看護婦は、私の!!!から管を引き抜いたあの看護婦におまるを持ってこさせ、
私に寝たままベッドの上でするように言って、あとを若い看護婦にまかせて去っていったのです。
若い看護婦は言いました。
「終わったら呼んでください。私が拭きますから」
死にたくなりました。

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