洒落怖超まとめ

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用を足す霊

   

彼女と同棲していた時のこと。
夜遅くまで他愛もない会話で盛り上がってた時、急にウンコをしたくなった。
俺の部屋はワンルームでセパレート。ウンコの音は筒抜け状態。
まだ付き合って日も浅かったし、そんな醜態を晒す勇気も無かったので近所のコンビニのトイレに行く事を決意。
コンビニに行ったはいいものの、そこのコンビニのトイレは深夜は貸し出し禁止だった。

しょうがないので、そこでティッシュを買って近くの公園の公衆便所に行く事にした。
すでに限界寸前。もう無理って状態だったので、怖いとかそんな気持ちはまったく無かった。

とりあえず個室に入ってスッキリ?  その時、隣の個室に誰かが入ってきた。
バタン!! ガチャガチャ サッ ジョロジョロ ブリブリ(汚い表現でスマソ。確かにハッキリと聞こえた)

俺は用事も終わったので個室を出た。
???
隣の個室は扉は開いたまま。誰も入った形跡はない。
「あれ?誰か入ってきたと思ったけど、気のせいだったか?それとも、俺が気づかないうちに出て行ったのかな??」
不思議だったので、一応個室の中をチェック。  誰もいない。
その時、ジャーっと凄い勢いで水が流れた。 もちろん俺はレバーを押していない。

もう無我夢中で逃げたね。全盛期のカールルイスやベンジョンソンにも負けないぐらいの勢いで走った。
100メートルぐらい走った所で後ろを振り返ってみた。
よくわかんない物体(もやか影かそんな感じ)がこっちへ向かってきている。 半泣きで猛ダッシュ。

部屋に帰って急いでドアと全てのう窓の鍵を閉めた。
彼女が不思議そうにこっちを見てたが、「ウンコしてたら幽霊見た」とは言えなかったので
「変なやつに追っかけられてた」とごまかした。
後日聞いた話では、そのトイレで殺人か自殺かわからないけど、人が死んでいた事件があったらしい。

その後は別に変わった事はないけど、あれ以来ちゃんとうちでウンコをするようにした。
面白おかしく書いているけど、実話です。

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