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白虎隊

   

225 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2000/10/08(日) 16:52

ある高校がF県に修学旅行に行ったそうです。A君は友達数人で作った班で自由行動
を楽しんでいました。しかし、A君はなれない土地のためか、班がいっしょのB君と
いっしょにその班からはぐれてしまいました。迷ううちにどんどん繁華街から離れてしまい、
A君とB君は丁度目に入った古い感じの家で道を聞くことにしました。中から出てきたのは
腰の曲がったおばあさんでした。おばあさんは二人にあがってお茶でも飲んでいきなさい
と言ったので、疲れていた二人は迷うことなくそのうちにお邪魔することにしました。
そのうちの中もかなり古い感じで、家のところどころがすすけた感じでした。
おばあさんは、二人を居間に座らせ、なぜか「目をそらしちゃいけないよ」と言うと
お茶を入れに居間を出て行ってしまいました。二人が部屋の中を物珍しそうに
見まわしていると部屋には不似合いな大きな鏡が目に入りました。A君B君は
なぜか二人ともその鏡から目が離せなくなっていました。

二人がその鏡をじっと見詰めていると人がぼぉっと映りはじめました。あきらかに
その人の顔は鏡を見ているA君、B君の顔ではありませんでした。その映った顔は
傷だらけで、血を流しています。髪型も服も現代の人とは違いました。そうです、
その格好はまさにA君、B君が昨日説明を受けた白虎隊のものでした。二人はなぜか
その鏡から目をそむける事が出来ませんでした。
鏡に映る人の顔はどんどん変わっていきます。そして変わるたびに
気持ちの悪いものとなっていきます。初めはまだ顔に怪我した程度だったものが
顔が半分つぶれた状態になってしまっていたり、目に矢が刺さった状態になってしまって
いる顔などになっていきました。ついにA君B君は悲鳴をあげて顔をそむけて
しまいました。

するといつのまにか入ってきていたのか、おばあさんが二人をじっと
見ていました。そして一言、「そらしたね」と言いました。

二人はもう、怖くて怖くてその家を飛び出して、逃げました。
どこをどう走ったのか、二人が気づくと泊まっている旅館に着いていました。
二人は帰ってこれたことにほっとしていました。何より次の日には修学旅行も終るの
でこの土地から離れられることが嬉しかったのです。次の日、二人は家に無事帰る
こともできてもう昨日あった不気味なことなど忘れていました。

そしてあの日から一週間後の朝、二人はそれぞれのうちで布団の中で血だらけになって
死んでいるのが見つかりました。顔はぐちゃぐちゃにつぶれていて、からだの傷はなぜか
刀で傷つけられたものだったそうです。

この話を聞いた人には同じような結果が待っています。嫌なら一週間以内に
夜2時丁度に一人で鏡を見て、そこに映る顔を最後まで見れば助かるのだそうです。

という話が中学のころはやってパニックになりました。鹿島さんの話しを見て思い出した
ので書きました。文章下手ですみません。

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