ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 27 > 立っている男 2016/04/18 919 名前:陸自(現職) ◆7bKeljT8EE 投稿日:03/02/17 22:02 先輩から聞いた話です。 昔、不寝番という夜間の見回りがありました。 建物内にある倉庫などを防犯・防火の点検のために交代で巡回するのです。 その時も、いつものように巡回していたそうです。 決められた順路をまわり、最後の建物になりました。 一階から順にまわっていき、最後に外側の非常階段から3階に入ったそうです。 扉を開けると30メートルほど向こうの中央階段の前に、男が一人立っていました。 「おい、こんな夜中に何しているんだ?」と、声をかけるとその男は、ニヤ~ッ、と 笑ったまま鏡の中に入ってしまいました。 すぐさま鏡の前に駆け寄ったのですが、当然、誰もいなかったそうです。 昔、その建物の3階から転落して、頭を強く打って亡くなった隊員がいたそうです。 今でも、その時に割れてしまって交換したブロック・タイルだけが、周りのものと 色が違っていて不気味です。彼かもしれません。 B! LINEへ送る - Part 27, 洒落怖