洒落怖超まとめ

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321本当にあった怖い名無し sage 2007/07/02(月) 20:22:18 ID:+DX99jj80  

このお話はとあるサークルの飲み会からはじまります。

 僕は大学の友達・鈴木君に誘われ、男10:女10の飲み会に人数あわせでお呼ばれされました。  鈴木君は仲間内での飲み会だったのであろう、大変はしゃいでいました。
僕は彼ら彼女らと共通の話題もなく、どんどん端に追いやられていきました。 そこには周りとは違う雰囲気のT君が座っていました。 僕も黙って飲むのはあまり好きじゃなかったのでT君と会話をしてみることにしました。
 T君は話してみると、ごく普通の「よくいるよそんな暗めなヤツ」でした。彼もまた人数あわせの一人。 彼の趣味はインターネットで有名な巨大掲示板の閲覧・書き込み、そして、まとめることだそうです。
 そこで、こんな話を聞きました。 それは、ごくごくまれに板違いで同じIDが存在するとの内容で、今、それを彼は集めているとの事でした。 一つIDを適当に作り、そのIDをひたすら探し回ってどんな発言しているか閲覧、時にはまとめたそうです。 彼が言うにはこのIDは掲示板上での名前であり、同姓同名の人を探すのと同じだという。
 最近見つけたIDの書き込みは、独り言?の書き込みが多く、でも誰かと会話している様な書き込みだそうです。
そして、決まって最後は「詳しくはこのURL」しかし、そのURLはいつもサーバが見つからなかったが、二日前
に始めてジャンプできたそうです。とんだ先は何も書かれてない真っ黒なページだったそうです。

322本当にあった怖い名無し sage 2007/07/02(月) 20:23:38 ID:+DX99jj80

 時間も随分とたち、終電を逃した僕は、比較的ウチが近かった、T君のウチに泊めてもらうことにしました。 そこでも再び二人で飲みなおし、いつしか眠ってしまいました。
 ふと目を覚ますと部屋は暗く、T君がPCのディスプレイに向かって座っていました。 僕はまだ眠かったので再び眠りにつこうと思い目を瞑りました。
すると、
「クスクス・・・ ククク・・・」
「アハ・・・ ハハハ・・・」
笑い声に似た音が聞こえました。
そーっとT君を見てみると先ほどとは違う表情のT君が居ました。 ディスプレイに目を移してみると、真っ暗なバックに赤い鳥居が描かれていました。 何か嫌なものを見てしまったような気持ちになり眠ったふりをすることにしました。
次の瞬間
「うひゃひゃ」
「うひゃひゃひゃひゃひゃ」
「うひゃ」
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
「死ね~、死ね死ね~~」
「何処までも着いて行くからな~~」

僕は気を失い、T君の眠った顔を横目に逃げるように帰宅しました。
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