ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 22 > まばたき 2016/04/08 244 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/15 13:43 ある日、友人が「こんな写真が撮れた」と、僕の部屋に持ってきた。 それは、廃屋の朽ちかけた屋根の辺りに、ぼんやりと顔のようなものが写っている写真だった。 目が、宇宙人の様に「妙に」黒目がちで、気持ち悪いな~と思っていると、 ふいにその目がまばたきをした! 「わあッ。まばたきしたよ!」と友人と驚いていると、 隣の部屋で寝ていた姉が、真っ青な顔で飛び込んできた。 「違う違う!まばたきじゃない!」 きょとんとしている僕たちに、姉は話し始めた。 隣で寝ている姉は、夢を見た。 弟(つまり僕)たちが、部屋で写真を見ている。顔が映っている。 次の瞬間、「わあッ。まばたきしたよ!」という声で、飛び起きた。 「夢で隣の部屋を見たの!?」と驚いていると、 「まばたきじゃない。それね、白目剥いたの白目!」 つまり、黒目が全部ひっくり返る程白目を剥いたのを、僕たちはまばたきと間違えたのだった。 B! LINEへ送る - Part 22, 洒落怖