ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 23 > 狐 2016/04/11 922 名前:(゚⊿゚) ◆QmleNWNnq6 投稿日:03/01/12 00:07 俺が小5のときの話。 祖母が亡くなったので島根にある母親の実家に帰っていた。 祖母の死因は老衰で、皆悲しかったが「長い間ありがとう」という気持ちで 穏やかに葬儀が執り行われた。 そしてその夜はお決まりの宴会が始まった。 もう夜もだいぶ更けた頃、ある50代くらいの男性が帰ると言い出した。 その時の母の長兄(俺には叔父にあたる)の言葉は不思議なものだった。 「犬貸そうか?」 その男性は「いや、いいよ。」 そしてその男性は帰路に着いた。 20~30分後、その男性が帰ってきた。 「駄目だ、狐が多くて帰れねぇや。今夜泊めてくれよ。」 叔父「だろうと思った。」 俺「・・・・?」 続く 923 名前:(゚⊿゚) ◆QmleNWNnq6 投稿日:03/01/12 00:07 続き まもなくして、今度は別の男性が席を立った。 「帰るわ。」 叔父「やめとけって。お前ん家は特に山越えるだろ。今夜はやめとけ。」 そのおっさん「いや、明日もはえぇからよ。犬もいいや。」 叔父「気をつけろよ。」 後で聞いた話、そのおっさんは魚屋だったらしい。 翌朝、騒々しさに目が覚めた。時計はまだ6時にもなっていない。 「○○が死んだってよ!すぐ行くぞ。」などと言っているのが聞こえる。 訳もわからないまま叔父と父についていく。 その家から歩いて10分の田んぼに、その魚屋はうつ伏せに倒れていた。 田んぼにはぐるぐる歩き回ったような足跡が円を描いていた。 手に持った紅白饅頭には、何か動物の爪に引っ掻かれたような傷がある。 「あ~、おとなしく狐に饅頭やらんから・・・」 「化かされたか。だから犬連れてきゃよかったのに。」 などとまわりの大人たちは言っていた。 俺はずっと((;゚Д゚)ガクガクブルブル していた。 長文スマソ。 926 名前:↑ 投稿日:03/01/12 00:13 「葬儀」に「紅白饅頭」ですか? 928 名前:(゚⊿゚) ◆QmleNWNnq6 投稿日:03/01/12 00:22 >>926 スマソ。葬式饅頭ネ。 B! LINEへ送る - Part 23, 洒落怖 葬式