うろおぼえですが、何年も前に見た、
世にも奇妙な物語の「見たら最後」っておはなしが怖カタ。
TV局で働いていた主人公は、心霊特番の撮影の為、
いわくつきの人形のあるという田舎の旅館へ赴く。
そこの若い女将が言うには、先祖代々継がれてきた人形で、見た者は必ず死ぬという。
躊躇する若女将を急かしながら、厳重に封をされた木箱を開ける。
中には、古びた感はあるが、かわいらしい日本人形が収まっていた。
主人公達は拍子抜けしながらも撮影を終え、局へ帰った。
そしてその夜、ちょうどその人形を撮影したフィルムを編集していると、
別のスタッフから、人形開封に立ちあった若女将が急死したと聞く。
次の日は撮影したカメラマンが。その次の日は別の撮影スタッフが相次いで死ぬ。
主人公は恐怖を感じた。撮影の時、自分も確かに人形を見たのだ。
人形にある旅館に掛け合って、半ば無理やりに人形を箱ごと焼却炉の中に叩き込んだ。
人の声の悲鳴をあげて燃えていくのを見届けた後、焼却炉の蓋を固く閉めて、
人形が完全な灰になるまでは絶対に誰も見ないように旅館の人間達に警告する。