洒落怖超まとめ

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ああ勘違い

   

2週間前、僕と彼女は旅行に行って来たのですが、そこで僕らは恐ろしい体験
をしてしまったのでここにカキコさせて下さい。ちょっと長いですが・・・

僕らは、5日間の予定でインドネシアの各島々を色々と見て回っていました。
眩しい太陽、コバルトブルーの海、心地よい爽やかな風、優しく温かな島の
人々、すべてが素晴らしく夢のような毎日でした。
・・・あの場所を訪れるまでは・・・

それはこの旅最終日の早朝、まだ日も昇る前の事でした。
僕らはこの日の前日にガイドの人から、日の出がとても素晴らしく見える岬
が島の東側にあるとの情報をもらっており、よし明日はその素晴らしい日の出
とやらを是非とも拝んでやろうと、午前4時前にはホテルを出てその岬へ向か
って舗装のされていない草の生い茂った人気の無い道をてくてくと歩いて(歩
いて行くしか方法がなかった)いました。
しかしその岬まではホテルからは結構な距離があって、このままのペースで
歩いて行っても日の出までに間に合いそうもありませんでした。
僕と彼女もだんだんと歩くのに疲れてきてしまい、もう日の出を見るのは諦め
てホテルに戻るか、などと相談し合っていました。
それじゃあ引き返すかと話もまとまり、今来た道を戻ろうとした時、彼女が生い
茂った草の間に細いケモノ道を見つけたのです。まぁ、このままホテルにただ戻るというのも悔しいのでチョット冒険してみるか
と、僕と彼女はこのケモノ道を進んでみる事にしました。
ケモノ道の途中には僕らの頭の高さ程ある草などが行く手を阻んでいる場所など
もあり、そのまま進んで行くのを躊躇ってしまう箇所もありましたが、中程まで
進んだ辺りから優しげな波の音が微かに聞こえってきたこともあって、この先に
はキレイな海が眺められる隠れた名所なんかがあるのではと、僕らは期待に胸踊
らせながらどんどん先へと前進しました。
そして3分程生い茂る草を手で払いながらケモノ道を突き進んだ結果、僕らの眼下
に、予想通り静かで美しい海と誰もいない白い砂浜が広がっていたのです。彼女「・・・素敵!!」
僕「ああ、苦労して突き進んで来た甲斐があったな」
と僕らは汗を拭いながらここから臨む景色の美しさに暫くの間見とれていました。
遥か彼方の水平線から少しずつ太陽が顔を出し、日の光が真っ黒だった海の色を
鮮やかなブルーにと染め上げていくさまは、とてもこの世のモノとは思えない程
美しく神秘的なものでした。
彼女「こんなにキレイな日の出が見たの私はじめて」
僕「俺もだよ。わざわざ岬にまで出向かなくてもこんなにキレイな日の出が見れる
なんてラッキーだったな」
彼女「エッヘン、私がこの道みつけたんだからね!!」
僕「わかってる、わかってる。ほらご褒美だよ」
と僕は彼女の額に軽くキスをしました。
少しはずかしそうに顔を赤らめながら彼女は急に走りだしました。そして途中で
「ねえ、ねえ、砂浜の方へ降りて行ってみましょうよ」
と幸せそうな笑顔を浮かべながら僕の方を振り返って叫びました。
「おい! 待てよ」
僕も彼女の後を追って砂浜へと下りて行きました。「ぎゃーあああああっ」
僕が足下に気をつけながら斜面を降りていると、突然悲鳴が聞こえてきました。
僕はこの静かで美しい砂浜に鳴り響いた不自然な叫び声が、先に砂浜へと降りて
行った彼女から発せられていると理解するのに数秒時間を要しました。僕は彼女
の身に何が起こったのか砂浜の方へと駆け出しました。
僕「ど、どうしたんだ!!」
彼女「あっ、、あば、ヤダ・・・きっ・・キキ・・ん」
彼女は震えており、目に涙を浮かべながら意味の不明な言葉を発していました。
僕は彼女をこんなに震え上がらせているモノは何なのか辺りを見回しました。
そして僕はそこでとてもおぞましい光景を見てしまったのです。
水平線から顔を覗かせていた太陽が序々にその全身を見せ始めると、砂浜にも日
の光が差し込んできました。まだ薄暗かった砂浜はキラキラと日の光を浴びて輝
き出し、それと共に砂浜の至るところから突き出ている、あるモノも日の光を浴
びてテカテカと輝き出しました。それは、チ○ポでした。
そう、この白い砂浜一帯は赤黒くテカっている勃起状態のチ○ポが何千、いや
何万本も突き出ていたのです。南国の爽やかな青空の下、キラキラ輝き静かに波の
打ち寄せる白い砂浜に赤黒い何万本ものチ○ポ。このバカげた光景に僕は、これは
本当に現実のできごとなのかと目を疑いました。しかしこれはどう見てもチ○ポです。
僕はこの状況を気持ち悪いと感じながらも、どうにか耐えていられたのですが、彼女
はどうやら限界だったようです。
彼女「ちちち○○○○○リス、キ○○マ○コ・・じょジョ、ブ○○・・」
と理性を失ってしまい、腰も抜けてしまって動けなくなっていました。

僕は仕方なく彼女をおぶってホテルまで戻りました。
そこで僕はこの砂浜で見た光景をガイドの人に話すと、それは「マッケ貝」と言うも
のだそうで引き潮の時は砂の中に潜っているそうなのですが、海水が満ちて来るとその
身体を突き出すという性質をもつ貝だそうです。食べれるそうです。
でもググっても出てきませんでした。名前を聞き違えたのでしょうか?
しかし、世の中には色々な性物がいるモノですね。本当にビビった出来事でした。
追伸・・・彼女は帰国後、1週間程で正常に戻りました。

これで、僕らの恐怖体験は終わりです。う~ん、文章にするとそんなに怖くないですね。
尚、この文章は出来る限り上品にカキコしたつもりです。また悪ノリもしないように細心
の注意を払いました。 それでは

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