洒落怖超まとめ

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たすけて

   

225 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/20 19:03
俺が昔住んでたマンションのエレベーターに乗っていた時
に起こった話をします。
昔俺が住んでたマンションは4階立てで建設から結構経っている所だった。
だがそのマンションはいわくなど全くなかったんだ。そして俺がそのマンション
に住んで6ヶ月程、経ったある日にそれは起きた。
その日は学校だったので朝の8:00くらいに家をでた。
そして、俺は当時4階に住んでいたのでいつも通りエレベーターに乗った。
しかし、あることに俺は気付いた。エレベーター内の壁にスプレーか
なにかで書かれたと思われる字で「た」
と書いてあったんだ。俺はどっかの馬鹿がイタズラでもしたか・・
と軽く流し、学校へ急いだ。その日は普通の授業で夕方6時には終わった。
そしてその後、友達と遊びに行くことにした。
だが、俺が不覚にも急いで出たので携帯を忘れた事に気付いた。
友達は別にいいじゃん。というが俺は携帯が気になって仕方ないので
一旦取りに戻るよ。と言い家に帰った。

227 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/20 19:05
学校から家までは4駅程しかはなれていないので
すぐついた。そして俺ははやくしなきゃなーと思い
エレベーターのボタンをおした。「チン」エレベーターのドアが開いた。
人は乗っていなかった。だが代わりにエレベーターの壁、そして天井、床に
先ほどの「た」という字のかわりに「す」という文字と「け」
という文字が辺りにびっしり書かれていた。
俺は手の込んだイタズラだな・・・と思ったが、友達を待たせていたので
若干気味が悪かったが急いでエレベーターに乗った。

ブーーーーン・・・・・・

エレベーターは2Fへとあがった。「チン」
エレベーターが止まった。だれか人乗ってくるのかな・・・
だがそこには誰もいなかった。「なんなんだよ・・・たくこっちは急いでんだ」
俺はただ焦っていたので階段で行こうか迷ったが先ほどから
全力疾走していたので、足が痛かったのだ。
エレベーターはまた動き出した

228 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/20 19:06
ブーン・・・・・・
「チン」なんとまたエレベーターは止まったのだ
「はやくしろよぉお・・・・」
扉が開いた。そして、またしても誰もいない。
「くそ!なんなんだよもう階段で行こう・・・!」
そう思い俺がエレベーターを出ようとしたその時
ガタガタガタガタ・・・
エレベーターが揺れた。俺は突然のことに尻餅をついて
倒れてしまった。「な、、なんなんだ!?」
俺が不意を突かれていたその時エレベーターの扉が閉まった。
「あああ!や、やべえ地震とかあると閉じ込められたりするんだよな・・」
俺は焦った。が、その時揺れは止まった。だが、俺はあることに気付いた。
先ほどのイタズラ(?)の文字が「て」に変わっていたのだ
た、、す、、け、、て、、
静かな。静かな声がした。俺はあまりのことに呆然とした。

230 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/20 19:10
そのとき声がまたした。俺にしか聞こえないような静かな静かな音で
「た、、す、、、け、、て、、」
そのときエレベーターが外側から殴られているかのように
ドンドンドンドンドンドンッ!!!
「うわあああ」
「た、、す、、け、、て、、」
ドンドンドンドンドンドンッ!!!
「俺には何もできねええよおおお」
俺は無意識に叫んだ。
そして気付いた時には、どこかのベッドの上だった
「お、目覚ましたか?」
待たせていた友達の声だった。俺は
「な、、な、、どう、、どういうことだ、、な、」俺はパニクっていた
「落ち着けって。あまりにもお前が遅いから見に行ったんだよ。
そしたらエレベーターの中でお前が倒れてたんだよ。
だから急いで救急車呼んでさ。ここは○○病院だよ。」と友達が言った。
「・・・そうだったのか・・。なあお前も見ただろ!?エレベーターの
壁のラクガキ!あれ書いたやつが絶対なんかしたんだよ・・・」俺は必死にそういった
「ラクガキ・・・・?なんだそれ?エレベーターの中にラクガキなんて
なかったけどな・・お前は今パニクってるだけだってとりあえず落ち着け」
俺は呆然とした。

231 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/20 19:12
つまり、エレベーターのラクガキは俺にしか見えてなかった
それとも幻覚だった。そしてあの声も幻聴だった。
俺、、疲れてたのかな・・・
その日は病院で休み、三日後には学校へ普通に行けるくらいに
回復した。しかし、いまでもあのエレベーターの近くを通ると
嫌な気分になるんだ。と、ここで終わりたかったんだが
この話には後日談がある。それは俺が倒れたあの日から一週間経った日
だった。その日は学校は休みだったので、家でゴロゴロしていたんだが
ピンポーン・・・
チャイムが鳴った。俺がでるとそこに立っていたのは
母と仲の良いお隣のおばさんだった。おばさんは
「こんにちわ。今日は学校ないの?」「ええ。今日は休みなんですよ」
「あらそう・・お母さんはいない?」「あ、ちょっと出かけてます。なにか?」
「あ、いえ・・あのね・・・ここのマンションエレベーターあるでしょ?」
「ええ・・・」「あのエレベーターの天井裏で今日の朝。死体が見つかったんですって」
「し、、死体!?」「ええ・・詳しくはわからないんだけど匂いに気付いた
下の人が通報したらしいわ。」「そう・・・なんですか・・・」
どうやらあれは幻聴でも幻覚でもなかったみたいだ。
あれから俺はエレベーターを使うのは極力さけている。だってまた

助けを求められたらいやだろ?

233 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/20 19:14
この話はこれで終わりです。
俺はいわゆる家庭の事情というやつでこのマンションから
引っ越しました。内心ホッとしたのは言うまでもないですね。

                        ~糸冬   了~

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