ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 41-50 > Part 50 > ついてきた子犬 2016/05/10 908 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/29 18:36 俺が高校生の頃の話をします。 テスト期間中で友達の家で勉強をしていたんですが、途中から生き抜きも兼ねてゲームをやり始めました。 気が付くと時計は11時を回っていたので、俺はそろそろ帰るよと言って友達の家を出ました。 あまり遅く帰ると親がうるさいので、普段は通らないくらい道を通って帰ることにしました。 その道は街灯もあまり無く、地名に「塚」がついているので、縁起を担いでいる私の両親は絶対に通らない道でした。 暗い道でしたが、近くに家もあり、友達や後輩も多く住んでいるので、大人は変に縁起を担ぐなと思いながら帰っていました。 自転車に乗りながら、帰ったら親がうるさいだろうなと考えていると、どこからか小型犬が現れて自転車の後をついてきます。 私はすでに犬を飼っているので、このままこの犬についてこられては迷惑だと思い自転車のスピードを上げました。 それでも犬は着いて来るので、立ちこぎで振り切ろうとしますがまだついてきます。 時速40km位のスピードで振り切ろうとしたんですが、それでもついてくるので犬好きの私は小型犬なのに頑張るなと思い、犬が一生懸命走っている様子を見ながら帰っていました。 その時ふと前を見ると、目の前はいつの間にか交差点で車が横切っていたので、私は急ブレーキをかけてハンドルを切ったので道路横の畑に突っ込みました。 転びはしたんですが、何とか車との衝突を避ける事が出来たんで安心していると、私についてきた犬が私をじっと見て「チッ」と舌打ちをして街灯の無い方に消えていきました。 あと数秒車に気付くのが遅れていたらと、消えていった犬の事を考えるとゾッとしました。 B! LINEへ送る - Part 50, 洒落怖