洒落怖超まとめ

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カップル

   

420 コピペ1 sage 2005/09/04(日) 21:16:28 ID:JgbPQdr00

コピペ。作者名は伏せて○○としてあります。

私は友達との旅行の打ち合わせの為に、Nば駅の下で待ち合わせをしてました。
(Nば駅の下と云えば、皆が待ち合わせに使うスポットです)

場所に着いたと同時に私は煙草に火を付けました。
私の方が約束の時間より少し早目に来た事と、あと、友達は少し時間に遅れがちな子でした。
「まあ、待っとったら、すぐ来るやろ・・・。」
そんな事を思いながらゆっくりと煙草を吸う事にしました。
と、同時に、私の右後ろから女の子が私をよけて歩いていきました。
派手なボトムとトップス、今ほど厚くは無いけどそれでも高目のブーツ。
金髪の髪の毛・・・。
「ギャル系の女の子」でした。
私はその女の子の背中を見ている状態になるのですが・・・・・

でも、変なんです・・・・・

だってその女の子、右肩に顎で身体を支えてる男の人を引きずっているんです。
よくありがちな恋人同士がじゃれてて女の子が彼氏に抱きすくめられて引っぱっていたとしても、
二人の足は動くものですよね?
私が「見た」男の人は、女の子の肩口に顎で全体重を掛けて、
手も足もダラリと垂らしたままでずるずると引っ張られている何とも違和感のある状態でした・・・。
だって、もし「あの男」が生きている「人」であれば、
そのままの状態で引っ張っていかれるのは不可能だと思うのです。
それに女の子!彼女は自分の肩の異物に気が付かないのか、!
私は彼女の「引っ張るもの」に興味を示し彼女の後を追いました。

421 コピペ2 sage 2005/09/04(日) 21:17:30 ID:JgbPQdr00

後になって自分の好奇心の所為で後悔をするとは思ってませんでした。

彼女の右肩口を小走りで追い越し、自然を装いチラリと覗き込みました。
男の顔は、どんな顔だったか私には分かりません。
顔であったであろう部分は肉の塊であり、
何処が目で何処が鼻なのか分からないのです。
既にこの世のものでは無いものと云う事を理解するには十分でした。

そして、「それ」は私の前で変化をしました。
だらりと下がった腕。
動くはずない腕・・・が、バネの様に伸び上がり、
彼女の首に交差しました。そう。おんぶです・・・。
私は余りのショックの為にそこで立ち止まりました。
女の子と「男の人」はそのまま歩いていきます。
その二人とすれ違うように私の友達はやって来ました。

「なあ?今の見た?見たやんな?」

私は友達に訴えました。
「ああ。エッグ系の女の子やろ?可愛いかったやん?」
友達は呑気に答えます。
「ちゃうって!!その女の子の肩口に顎乗せてた男やん!!!見た?見たやんな???」
友達は珍しくまじめな顔でこう言いました。

「・・・・・・・ごめん・・・。○○にはかわいそうやけど、
ウチにはあの女の子だけしか見えへんかったで・・・・」

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