ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 31-40 > Part 36 > ナースコール 2016/04/27 344 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/04 12:11 コピペです M県Y市T病院。今から35年前の、梅雨時の晩の事である。夜勤に当たっていた新人看護 婦M子は、1年先輩のHとナースステーションにいた。その頃M子は独り暮らしをしよう と考えており、Hに部屋の家賃の事や家具の事を相談していたという。 時間は午前1時半。前日22時の巡視が終わり、次の巡視まであと30分というところだっ た。突然、ナースコールが響いた。どこからのコールなのか、パネルを見て確認する。 するとどうした事か、ナースコールは半年前に閉鎖し、廃病棟となった西棟から掛かっ ていたのである。西棟は電気はまだ通っているが窓は塞がれて、外来に使われていた玄 関にも鍵が掛けられている。ナースステーションから鍵を持ち出さない限り、人が入る 事は出来ない。2人は戦慄した。 しかし病棟の管理の事もあり、見回りに行かなくてはならない。Hがあまりに怖がるの で、多少楽天的で活発な性格をしたM子が見回りに行く事になった。 345 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/04 12:13 ナースコールは西棟の1階、112号室から。M子は懐中電灯を片手に、半年前までのこ の病棟の様子を思い出しながら112号室へ向かった。少し立て付けの悪いドアを開け る。すると不思議な事に、病室から薄ぼんやりした灯が廊下に溢れた。病室の裸電球 が点いていたのだ。風もないのに、電気の紐が揺れている。全く無気味である。 M子はもうシーツやマットを取り除かれ、冷たい鉄パイプと板だけになったベッドの 上に、妙な物が置かれている事に気付いた。古ぶるしい木の箱と、聖書。木の箱には 臍の緒が入っていた。 ……切支丹DQNの仕業か? B! LINEへ送る - Part 36, 洒落怖