ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 31-40 > Part 36 > ノート 2016/04/27 687 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/07 00:43 小学校の時の話。 俺の行ってた小学校はかなりのバカ学校で、俺はどうしてもクラスになじめず 浮いていた。ヘビーないじめこそなかったが、何かにつけてクラスのガキ大将的な ヤツとその取り巻きに因縁をつけられ、(今思えばかわいいものだが)イタズラされ、 からかわれていた。 その日も俺はノートを隠されていた。連日のことでもうほんと頭にきていたので、俺も ガキ大将のノートを隠して仕返しすることにした。 昼休み、みんなが校庭に遊びに出たスキに、ヤツの机を調べてノートをみつけた。 その時、隠す前に、ノートを盗み見てやろうと思いついた。 ノートは下手クソな字で溢れ、簡単な漢字も間違え放題で、やっぱりこいつバカだ、 こんなところ早く卒業してえとか思っていたのだが、急に真っ白なページが続きだした。 ?と思ってめくっていたら、白いページに汚い字で一言「高島様」と書いてあった。 高島は俺の名前だ。続いて下の名前で「○○様」。 そして次のページには、サイズはグチャグチャで、ページの枠からもはみ出し、 書き損じには鉛筆で乱暴に訂正がしてある「高島様」が、ノートを埋め尽くすほど 書かれていた。 俺はノートを隠すのをやめた。 B! LINEへ送る - Part 36, 洒落怖