ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 30 > パン工場 2016/04/21 269 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/10 10:20 漏れは8年前パン屋で働いていたんです。 当時、真冬で朝から昼まで食パンを焼いていたんですけど、 食パン工場は1人~2人で作業をするんだが 場所が隔離されていて、 12時を過ぎると人が漏れ一人になるんです。 その日は無性に寒くて漏れは、人が3,4人は入れるパンを焼く釜で温まろうと思ったのが 恐怖の始まりでした・・・。 その、釜は分厚い鉄の扉があり、中から開けることが出来ない代物なんです。 漏れは扉が閉まりきらない程度まで扉を閉めて、 一服をしながら温まっていたら、突然カチャっと音がして 扉がしまってしまいました・・・釜の中はまだ熱く扉を閉めると熱がこもり息が出来ないのです。 どうにか出なきゃと思い、扉に付いている小窓を叩き壊そうとしたが 熱くて触る事もできない・・・ どんどん意識も遠のいてきたがそれでも何とかしようとした。 下を見ると扉と床に隙間があり そこから外の空気を吸うも床が熱く顔を火傷してしまいました。(まだ後が残ってる) それでも漏れは、その隙間から空気を吸ってなんとか 意識を保っていた。 しかし、ここには誰も来ない事(漏れが戸締りしてた)は漏れが一番よく知っていたため 次第に気力がなくなってくる。 漏れは半分あきらめていたのか、隙間から空気を吸うのをやめて 小窓を、ぼーっと眺めていたいました。 270 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/10 10:21 小窓の向こうに見える物は、 漏れがさっきまで飲んでいたCCレモンが見えるだけだったのが悲しかったです。・゚・(ノД`)・゚・。 それから、5~6分経った頃、小窓に人影が見えたんです。 漏れは気が狂うほど熱い扉を火傷も気にせず叩いたんです(ムチャ熱かった) その音に気がついてくて助けてくれたのは、工場長のH野さんだった。 H野さんは慌てて扉を開けてくれ、漏れは扉の外に飛び込む感じで脱出して、 冷たい空気を浴びた時泣いちゃいました(藁 そんな漏れを見てH野さんは「何やってるの?こんな事したら死んじゃうじゃないか!!」と 叱られちゃいました。・゚・(ノД`)・゚・。 後日、なんで工場に来たのか聞いたら、漏れが何時までたっても本館に(食パン焼くのが終わったら 本館で作業する)来ないから心配して来てくれたらしい。 まぁ、H野さんが来てなくても、恐らく死んでなかっただろう(釜の熱が冷めるから) しかし、今でも夢に出てくる位恐怖した。今でも密室は怖いです・・・。 B! LINEへ送る - Part 30, 洒落怖