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      2021/05/27

450本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:18:48 ID:t+/A2xnX0

1/13
あれは俺が高校生の頃だからもう10年も前の話だ。
以前も書いたが俺はたまに予知夢を見る。年を取った今では見
る頻度も少なくなってきたが、10代の頃は結構よく見ていた。

但し今回の話は予知夢ではなく正夢だ・・・というか半分、夢で
半分現実・・・と言ったほうが正しいかも知れない。うまく説明
できないが今日の話はその正夢を見てしまった時の恐怖体験を
してみようと思う。


その頃の俺は、とある「記憶法」にハマッていた。
TVで見たのがキッカケだったと思うが、ある特別なやり方で
身近なアイテムなどを100個以上、順番通りに記憶できるとい
うものだった。これを読んでる人の中にもやり方を知ってる人
もいると思うが簡単に説明しておこう。

1.まず身近な場所など(自宅等)を思い浮かべる。
2.自宅なら門→玄関→居間→キッチン→寝室→・・・など実際に
頭の中で連想しやすい順番を思い浮かべ、その連想する順番を
決める。1周で10箇所程度がいいだろう。
3.その1箇所1箇所に、覚えたいアイテムを関連付けてゆく。
例えば覚えたいアイテムの1個目がコンビニ袋だったとしたら
門にコンビニ袋が引っかかってる風景を連想する。次のアイテ
ムがミカンだったら、玄関の脇にミカンが置いてある風景を連
想する。

451本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:20:01 ID:t+/A2xnX0

2/13
1周して10個関連付けが完了し、今度は2週目。11個目のアイ
テムがホッチキスだった場合、門のコンビニ袋の中にホッチキ
スが入っている風景を連想し記憶する。といった感じに進めて
ゆく。

上記2~3を繰り返すことによって誰でも少なくとも100個程度
は記憶出来るのではないだろうか。

俺はそのやり方で友達とどっちが多く覚えられるか、などと遊
んだものだ。そして毎日練習することにより、かなりの数を記
憶出来るようになった。関連付けや風景もよりリアルに連想出
来るようになった。

そんなある日、夢を見た。
俺は夢の中で自宅の中をゆっくりと歩いていた。あぁ、また例
の記憶法の練習かな、と夢だが完全に夢と判断できないあやふ
やな状態だった。目に見える自宅の中はリアルで、妙な空気感
で溢れていた。すると俺は居間でアイテムリストを発見した。

夢の中なのだが練習が始まった。俺はリストに書かれた通りに
アイテムを記憶していった。しかしリストには全部で40個ほど
しか書かれておらず、夢の中だが俺は物足りない感じがしてい
た。アイテムもどれも普通のものばかりだった。不思議なこと
に朝起きてからも夢の中の40個はしっかりと覚えていた。

まさか夢にまで見るとはな。。。

452本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:21:43 ID:t+/A2xnX0

3/13
俺は学校で友達にその夢のことを話した。友達はふ~んと聞い
ていたが、こんなことを言った。

「その夢の中のリストに書かれてたものはさ、全部おまえん家
にあったものなのか?」

俺は、ん?何言ってんだこいつ?と思ったが、確かに全部家に
あるものばかりだったので、そうだと答えた。しかしこの時の
友達の質問の意味をよく考えていたら、俺はあんな目に遭わな
かったかも知れない。。。

それから数日後、また夢を見た。例の練習法の夢だ。俺はまた
か、と思いながらも夢の中で居間に向かった。予想通りリスト
が置いてあった。ゆっくりと手に取り眺める。1個目は新聞紙
だった。俺は玄関を出て門に向かった。

と、前の通りに誰かがいる。

よく見ると乳母車を押した老婆だった。腰は曲がり白髪。その
老婆がじっとこちらを見ている。誰だ? 夢の中だったが、俺の
記憶にない老婆だった。俺は無視して門に新聞紙を引っ掛けて
その場面を記憶した。

2個目はバール(釘を抜く道具)だった。面白いことに夢の中では
必要なものが即座に手の中に現れる。新聞紙やバールもすぐに
出てきた。俺はバールを玄関脇に立てかけた。3個目はバットだ
った。俺は玄関内の下駄箱の上に置いた。

453本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:23:36 ID:t+/A2xnX0

4/13
4個目を見てちょっとおかしいな、と思った。「灯油」と書かれて
いたのだ。気がつくと灯油の入ったポリタンクを持っていたので
そのまま居間に置いた。この時点で気づくべきだった。。。

5個目には「包丁」と書かれていた。

おかしい。さっきから何やら危険なものばかりじゃぁないか。。
俺は何か不安になりながらも、キッチンのテーブルの上に包丁を
置いた。6個目を見た。ガムテープだった。なんだ、やっと普通
のものが出たかと俺は安心して脱衣所の洗濯機の上に置いた。

7個目は「セメント」と書かれていた。俺は「はあ?」と思いながら
もセメントの入った袋を風呂場に置いた。やはりおかしい。この
時点でこれは完全に夢だということを理解し、どうするか考えた。
まぁ今のところ危険も無いしとりあえず1周覚えてから考えるか、
と思い次へ向かった。

次は俺の部屋だ。入ると現実と変わらない感じだった。8個目は
ロープだった。俺はベッドの上にポンと投げた。ふと目線がゴミ
箱に向かった。何やら黒い物がたんまりと入っているのが見えた。
何だ?と思い覗いてみると、長い髪の毛だった。俺は驚いてすぐ
に部屋から飛び出した。

廊下で、ハァハァ言いながらいつもと違う夢に違和感を感じていたが、
それまで夢で危険な目に遭ったことはなかったので、そのまま続
けた。8個目はマイナスドライバーだった。俺はそれをトイレの
便座蓋の上に置いた。

454本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:25:42 ID:t+/A2xnX0

5/13
9個目はガスファンヒーターだった。俺は2階の部屋の隅にそれ
を置いた。10個目を見た。ピアノ線だった。9個目まではうちに
あるものばかりだったが、さすがにこんなものはうちに無いと
思った。と、手の中にグニャッという感触があった。見るとピ
アノ線だ。え?こんなものうちにあったっけ?? 不振に思いな
がらも階段の1番下の段にそれを置いた。

よし、とりあえず1周分は記憶した。
おかしな点もあったが、夢だからだろうと思い2周目に進むこと
にした。しかしそれが大きな間違いであったことに、すぐに気が
付くことになる。。。

玄関から出て門に向かった。リストを見るとライターと書いてあ
る。と、何か音が聞こえる。

カチッ カチッ

門の向こうからだ。何だ?と思い見てみると、さっきの老婆が1
周目で門に引っ掛けた新聞紙にライターで火を点けようとしてい
るではないか。俺は慌てて老婆からライターを取り上げ、何して
んだ!?と怒鳴った。幸い火はついておらず無事だったが、俺はあ
きらかにこの夢がおかしいことに気が付いた。

老婆はしばらく黙ってこちらを見ていたが、ほどなくして姿が消
えた。俺は動揺しながらも奪い取ったライターを新聞紙にくるみ
門脇のポストの中に入れて、玄関の前でどうするか考えた。

これって・・・夢だよな?

455本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:27:43 ID:t+/A2xnX0

6/13
妙なリアルさと少し異常な進行具合に、このまま続けてもいいの
だろうかと悩んだ。今まで幾度となく不思議な体験をしてきた俺
の勘が警告を発している気がした。しかし自分では夢だとわかっ
ていたので、いざとなったら目を覚ませばいいか、と安易に考え
ていた。

リストを見た。雪道用のタイヤチェーンと書かれていた。玄関脇
にそれを置くと俺は家の中に入り再びリストを見た。人形と書い
てある。そんなもんあるわけねぇべ!と思ったがさっきのピアノ
線と同様、いつの間にか握っていた。日本人形だった。どこかで
見たことがある気もするが思い出せない。不振に思いながらも俺
はそれを下駄箱の上に置いた。

そしてリストを見て目を疑った。

次のアイテムは「火」だったのである。火?そんなものどうやって・・・
俺は嫌な予感がした。ここは居間である。1周目でここには灯油
の入ったポリタンクが置いてある。まさかこれに火を点けろって
んじゃないだろうな・・・と、その瞬間、玄関からガチャガチャとい
う音が聞こえた。

な、なんだ!?

俺は恐る恐る玄関を覗いた。外に誰かがいる。しかもそいつが、
さっき置いたチェーンを玄関のドアノブに外から巻きつけている
ようだった。

俺を・・・閉じ込める気か・・・?


457本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:30:11 ID:t+/A2xnX0

7/13
俺はヨロヨロと後ずさりをした。瞬間、足にポリタンクが当たっ
て倒れ、中の灯油が勢いよく噴き出した。や、やべぇ・・・!と思う
間もなく灯油は玄関まで流れ出て、地面を伝って玄関のドアの外
まで流れた。

カチッ カチッ

確かに聞こえた。さっき老婆が点けようとしたライターの音だ。
しまった、さっきのライターはポストの中に入れたんだった・・・
きっとそれを取り出して火を点ける気でいるんだ!見ると俺の足
元も灯油で濡れている。瞬間俺は猛ダッシュでキッチンまで逃げ
込んだ。

ボンッ!

という音と共に玄関から居間まで火の手が上がった。焦げ臭い匂
いが部屋中に充満する。おかしい・・・夢なのに熱い!俺はしばらく
キッチンで呆然としていたが、火の手は徐々に迫って来ている。
明らかに普通の夢ではなく、悪意のある意思が介入しているのを
感じてきた。

このままではここで死ぬ。夢で死ぬということは恐らく・・・俺は怖
くなり何か打開策はないかとリストを見た。その瞬間凍りついた。
リストの次のアイテムは「足首」と書かれてあった。うそだろ・・・あ
まりの事にパニック状態だったが、炎が迫ってきてるので脱衣所へ
逃げようとした。

458本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:33:20 ID:t+/A2xnX0

8/13
と、その時何かの音が聞こえた。ゴリゴリゴリ・・・ゴリゴリゴリ・・・何かを
引きずるような音だ。ふと目線を下げると、さっき下駄箱の上に置
いた日本人形が1周目で置いたバットを引きずって歩いてきてるで
はないか。。。

これはヤバイ・・・

明らかに意思を持って動いてる。夢とはいえ尋常ではない。咄嗟に
飛び越えて脱衣所へ向かおうとしたが、怖ろしいほどの速さでバッ
トが足元にHITし俺はその場に倒れた。うぐぅぅ・・・猛烈な痛さ
だった。夢なのにこんなに痛いなんて・・・激痛でのた打ち回る俺に
更なる激痛が走った。

見るとさっきの人形が1周目で置いた包丁を持っているではないか・・・

そして・・・なかった。すでになかったんだ。俺の右足首が。人形は
無表情で俺の足首を拾い、キッチンのテーブルの上に置いた。俺は、
このままでは殺されると思い、這って脱衣所まで行った。幸いさっ
き置いたガムテがあったのでそれで止血をし、頭を整理した。

間違いない、俺は攻撃されている・・・
そしてこれは完全な夢ではない・・・かと言って現実でもない・・・

このままでは死ぬと思い目をつむって起きようと思った。しかし何
度念じても起きられない。おかしい、夢ではないのか・・・しかし現実
ではないのはわかってる。一体どうしたらいいんだ・・・と、目の前に
またあの人形が現れた。俺はギョッとしたが体に力が入らない。そ
していつの間にか両手足がガムテで縛られていた。

459本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:35:50 ID:t+/A2xnX0

9/13
呆気に取られていると風呂場から ジャリ・・・ジャリ・・・と音がする。

う”・・・セ、セメントだ・・・セメントと水を混ぜて固めているような
音が聞こえてきたのだ。咄嗟に俺はリストを見た。次は「手首」と書
いてある。。。その瞬間、物凄い力で風呂場に引き込まれ、左手首
を固まりかけたセメントの中に突っ込まれた。まるで石化の呪文の
ようにピキピキピキと瞬時に固まったかと思うと、また凄い力で引き
離された。

バキャッ

俺の左手首がもげた。一瞬だったが俺にはスローモーションのよう
に感じた。見るともうセメントは消え、人形は俺の左手首を拾って
いた。感覚が麻痺してきたのか痛みを感じなくなってきていた。俺
は這って自分の部屋を目指した。窓から外に逃げようと思ったから
だ。

這いながら考えた。これは一種の呪いの結界ようなもので、その対
象範囲は恐らくこの家の敷地内のみだ。そして一体誰がこんなこと
をしているのか・・・まったく心当たりがない。だからこの結界の外
に出てしまえば、きっとこの「正夢」から出られるだろうと考えた。

グサッ

ぐおお!? トイレの前で背中を刺された。恐らくマイナスドライバー
だ。階段の前を通り過ぎて自分の部屋へ進もうとした瞬間、俺はまた
凄い力で2階へ引っ張り上げられた。2階の廊下に叩きつけられた俺
は、すぐさま異様な匂いに気が付いた。

ガスだ・・・


462本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:43:44 ID:2Yx6JI//O

10/13
よく見るとファンヒーターのケーブルに傷がつけられガスが漏れ出し
ていた。すでに充満している。ここにいたらヤバイ・・・と、またあの
音がした。

カチッ カチッ

誰かがあのライターで火を点けようとしている。俺は咄嗟に階段から
転げ落ちた。ボンッ! 凄い勢いで炎が2階を埋め尽くすのが見えた。
と、同時に1階へ落ちた。

ブツン

うぎゃ!? 右耳が取れた。。。階段に置いてあったピアノ線がなぜ
か両柱に縛られ張られていた。俺の体はすでに痙攣をし始めていた。
心が負ければその時点で死んでしまう。すでに家の半分以上は炎に包
まれていた。俺は最後の力を振り絞って自分の部屋まで這って行った。

ジリジリと炎に焦がされながらも部屋の中へ入った俺は見た。

部屋の天井からさっき置いたロープが垂れていた。まるでここに首を
入れろと言わんばかりに。そしてゴミ箱の中で何かが蠢いている。俺
は無視して窓へ向かった。すりガラスだが薄っすらと外が見える。気
が付くとさっきの人形が窓枠に立ってこっちを見ている。

どうしても俺を外に出さない気か・・・



463本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:45:44 ID:2Yx6JI//O

11/13
途端に後方へ弾き飛ばされた。箪笥にぶち当たると俺は、急激に全身
から血の気が引いていくのがわかった。意識がもうろうとしてきた。
もうダメかも知れない・・・と思ったその時、ヒラヒラとリストが目の前に
落ちてきた。薄れゆく意識の中で俺はリストの最後のアイテムを見た。


鯉のぼり


俺は ハッ!となり、全てを思い出した。
その瞬間、押入れから神々しい光が溢れ出し、もの凄い勢いで炎やア
イテム、俺を襲った人形達を飲み込んでいった。そして聞いた。人形
の断末魔のような声を。。。

う"お”お”お”お”ぉ”ぉ”・・・



しばらくして目が覚めた。

俺は自分の部屋のベッドに寝ていた。起き上がり手足を見たが何とも
ない。耳も両方付いている。時計を見ると朝の7時だった。お袋が
朝食の用意をしている。俺はキッチンのテーブルに腰掛けるとカレン
ダーを見た。5月5日だった。

「どうしたの?学校休みなのに。もっと寝ててもいいのよ」
「うん・・・」


464本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:47:44 ID:2Yx6JI//O

12/13
お袋はそそくさと俺の前に朝ごはんを並べると、不振そうに俺の顔を
見た。俺はしばらく黙っていたが、さっきの夢の事、そして子供の頃、
買ってもらった五月人形について話し始めた。

俺は小さい頃、2つの五月人形を買ってもらった。1つは金太郎で、
もう1つは源義経だった。俺は金太郎人形が大きくて好きだったんだ
が、義経のほうは地味であまり好きではなかった。毎年5月になると
この2つを出してもらい、部屋に飾った。

ある日、俺はおもちゃの代わりに義経で遊んでみようと思いガラスの
ケースから取り出し、友達の怪獣の人形と戦わせたりした。遊びは次
第にエスカレートし川に流したり、ヒモでつないでぐるぐる回したり
した。そして事もあろうか、爆竹で・・・

すっかり変わり果てた姿になった義経に俺は怖くなり、そのままケー
スにしまうと押入れの奥へと閉まってしまったのだった。確かその時、
母親には邪魔だからしまった、と言った気がする。俺も翌年から丁度
中学生だったので、2体の人形はそのまま出さなくなったのだ。

お袋は黙って聞いていたが、やがてこんなことを言った。

「そっか・・・きっと義経クンは寂しかったんだね」

俺とお袋は朝食を済ますと、押入れから2体の人形を出した。じつに
数年ぶりだ。金太郎のほうは変わらないが、義経のほうは思ってた以
上に変わり果てていた。俺は痛んでいる箇所をプラカラーとパテで補
修し、鎧はお袋が1日かけてミシンできれいに直してくれた。足りな
いパーツは山のように積んであるガンプラから流用した。


465本当にあった怖い名無し sage 2010/03/03(水) 19:50:12 ID:2Yx6JI//O

13/13
翌日、以前にも増して勇ましくなった義経人形が出来上がった。

俺は義経に向かって正座し、以前してしまったひどい行為を心から詫
び、これからは大切にすることを誓った。そして人形は5月いっぱい、
部屋に飾っておいた。

今考えるときっとあの夢は、小さい頃から守ってくれた恩も忘れ、痛
んだまま暗闇にしまわれている人形からの「気づかせ」と「戒め」だった
のだと思う。それ以降、俺はあの夢は見ていない。

しかし当時は気が付かなかったのだが、今これを書いていておかしな
点に気が付いてしまった。門の外にいたあの老婆だ。あの夢の結界は
俺の自宅の敷地内だった。しかしあの老婆は完全に門の外、つまり敷
地外および結界外にいたのだ。あれ以来、その老婆には出会っていな
いが、気が付いてしまった今、俺は何か不吉な予感がしている・・・

おしまい。

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