洒落怖超まとめ

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不審者

   

283本当にあった怖い名無し 2008/06/29(日) 19:13:14 ID:GbvXVDZb0

もうひとつ体験談。こっちは、お化けじゃないと思うんだけど。

中学1年生の時の話。
家は昔から両親が共働きなので昼間は家にはだれもいないのですが、
下の弟たちのほうがいつも帰ってくるのが早いので、自分が帰ってくる前までには、
先に誰かが家にいる感じでした。
しかし、その日はたまたま学校が早く終わり、部活もなかったので
家に帰ってみると誰もいませんでした。


285本当にあった怖い名無し 2008/06/29(日) 19:23:37 ID:GbvXVDZb0

書き忘れてましたが、さっきと同じマンションです。

ここで、少し部屋の間取りを説明しなければならないのですが
伝わりにくかったらスイマセン。

部屋はテーブルが置いてあるキッチンとユニットバス、畳敷きの部屋が2つあって、
畳敷きの2つの部屋とキッチンはすべてふすまで仕切ることができて、
狭い部屋だったので、玄関からすぐキッチンになっていて、玄関から部屋の
全体がほとんど見渡せるようになっていました。
キッチンにはマンションの廊下側に窓がありましたが、
食器棚などをおいていたので半分ほどしか見えませんでした。

287本当にあった怖い名無し 2008/06/29(日) 19:36:39 ID:GbvXVDZb0


畳敷きの部屋にはテレビがキッチンから遠いほうの角に置かれていて、
玄関からはちょうど対角線上にみえるいちにありました。
その日は暑かったので、部屋のふすまと、ベランダの窓を開けて
さらにキッチンの窓もあけ(よくある曇りガラスタイプのやつ)
玄関のドアもドアストッパー代わりの木片?のようなものをかませて
家じゅうに風がいきわたるようにして、
テレビのある部屋のキッチンから遠いほうの角にすわってテレビを見ていました。
そこからは、キッチンの窓はかろうじてみえますが、玄関はふすまが邪魔で
見えませんでした。

288本当にあった怖い名無し 2008/06/29(日) 19:43:08 ID:GbvXVDZb0

しばらくテレビを見ていたのですが、ふと何かの気配に気がつきました。
どうやらキッチンのほうからのようなのですが、誰か帰ってきたのかと思って
いたのですが、家の中からの気配ではありません。
どうやらテレビを見ていても軽く視界に入る程度のキッチンの窓から気配がするようです。

289本当にあった怖い名無し 2008/06/29(日) 19:53:26 ID:GbvXVDZb0

そこで、窓のほうを覗き込むと何かが慌てて隠れるのがみえました。
それから、またテレビを見ているとまた何かがあの窓から覗きこんで
いるようなのですが、窓のほうをみるとまた隠れます。
さいしょは、同じマンションに住んでいるがきんちょたちがいたずらを
しているのかな。と、思いました。
しかし、覗き込み、また隠れる。といった行為はしばらく(5~10分ぐらい)
続きました。
テレビを見ているふりをしながら、窓のほうに注意を向けると覗き込んでいるのは、
一人のようで、男のようでした。(ちなみに、自分も男です。)

290本当にあった怖い名無し 2008/06/29(日) 20:05:30 ID:GbvXVDZb0

こんなことをして何が楽しいんだろうか。と思っていましたが、
自分のなかでひとつの可能性を思いつきました。

自分には先程の話の弟以外にも年下の兄弟(このとき下の兄弟は皆小学生)
がいて、きっと小学校の授業が終わって、その友達の誰かが遊びに誘いに来たんだと
思ったのです。
弟の友達のなかには、電話もせずいきなり家に来るやつが結構いたので、
家に弟がいるのかどうかを、窓から確認しようとしているのかもしれない。
と、思って、ほっといてそのままテレビを見続けていました。

291本当にあった怖い名無し 2008/06/29(日) 20:23:53 ID:GbvXVDZb0

少しすると窓のほうから気配がしなくなりました。
遊びに誘うのを諦めてかえったんだなと、思いました。
さすがにのぞかれている間中いい気分はしなかったので、キッチンの窓を閉めて
鍵をかけようと思って立ち上がり、キッチンのほうへ向かいました。

そこで玄関がみえる位置に来た時でした。




ド ア を 開 け て 誰 か が 
入 っ て 来 よ う と し て い ま し た 。


その『誰か』は自分が気づいた瞬間ドアを閉めて逃げました。
キッチンの電気は消してあったので顔ははっきりと見えませんでしたが、
眼鏡をかけていること、男であること、そして、

明 ら か に 小 学 生 で な い こ と

がわかりました。(身長、体型や雰囲気などから)
それから、すぐにドアの鍵を掛けて、家じゅうの電気をつけて、テレビの音
を大きくして誰かが帰って来るのをずっとまっていました。
その後、弟たちが帰ってきたのは30分程たってからでした。
その後、似たようなことは起こらなかったのですが、
未だに、あのとき一体誰が何をしようとしていたのか考えたくもありません。

以上です。

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