ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 41-50 > Part 50 > 丑の刻参り 2016/05/10 824 名前:JUST 投稿日:03/08/29 10:54 近所に、長い階段がある神社がある。夜は、空気の温度のせいで音が遠くまで聞こえ る。夜中、受験勉強をしていると、月に1、2回はカン、カン、カンと音が聞こえる。 丑の刻参りだ。その時僕は、あせっていた。願書を出した大学に入れるかどうか。こ の音が憎かった。 親父のスパナを持って、長い階段を駆け上がった。高校生は元気である。音のする方 向へ近づくと、足を忍ばせた。映画で見た通りの格好をした女が釘を打っている。 頭を打つと即死するので、背中全体に力がいきわたるように、スパナでその女をたた いた。ぎょっとしてこちらを見るが、倒れた頭に2、3発けりを入れるとたいていす ぐにぐったりとなった。打ち付けてあるわら人形をスパナで抜き、手の甲に打ち付け た。4人ほど同じようにしたが、警察沙汰にはならなかった。大学には合格した。 B! LINEへ送る - Part 50, 洒落怖 丑の刻参り