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仏壇

   

592 本当にあった怖い名無し 2005/04/07(木) 16:07:16 ID:I+d2rj/J0
ワシには3歳上の姉がいるのだが、二人がまだ小学生と中学生の時の話です。

その頃父は単身赴任で居なかったのだが新しい土地に家を新築し
うちら一家は浮かれておった。
そんで、今までは広さの関係で置けなかったが仏壇を買ってご先祖を供養
しようと父が言い出したのが始まり。
かなり立派な仏壇だったのを子供心にも覚えており、特に母は熱心に
毎日お水を上げて、お線香も上げていた。しかし、ワシはこの仏壇が恐くて
しょうがなかったのだ。仏壇にお水をあげるのも、おそなえものをするのも
恐くて手が入れられない・・・・
何かに手をぎゅっつとつかまれてしまうような不安感、そしてそのままどこかに
連れて行かれそうな恐怖、それがこの仏壇にはあった。

そしてそれはおこった
仏壇は家の一番奥の8畳間にあるのだが、姉とワシがそこであそんでたんだな
面倒見のいい姉で、小学生のワシの相手をしてくれていた。
きゃっきゃとあそんでいたんだが・・ここで仏壇の構造を少し。
いわゆる二重扉状態で、観音開きの戸と、普通のドアのような構造ですな。
このとき、観音開きの戸は閉まっていたのだが・・・・ばたん・・・・
バタンバタン!!
なに?と姉とワシは探す
バタンバタンバタン!!!!
見ると、仏壇の扉が狂ったように開け閉めされて?している!!
バタン!バタバタバタ!!!!!!
ワシと姉は泣きながら家の外に逃げていき、母が帰るまで家には入りません
でした。
その後この仏壇はいろいろわけありで売られていきましたが、どこのおうちに
あることやら・・。
ちなみに今の仏壇は恐怖を感じませんねえ。
なんだったんでしょうねえ・・あれ

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