ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 28 > 夫の死 2016/04/19 633 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/23 02:46 数年前、夫が自殺した。 死ぬ2年程前から心臓の難病に侵され 仕事もやめ治療に専念していたが、そのうち 薬の副作用なのかガンにも侵されている事が判明した。 精神も病んだ夫は死ぬ事ばかりを考えるようになり、 何度も何度も自殺を図り、その度に警察、救急車、 病院の世話になった。警察の人にも 「奥さん、このままだと旦那さんは何時か本当に死にますよ。 その事は覚悟しなければなりませんよ。」と言われた。 そのうち、夫は一家心中を考えるようになり、 家に火をつけようとしたり、夜中に包丁を研ぎ出したり、 子供や私にも暴力を振るうようになった。 私も恐怖で眠れない日が続いた。 家のローンも思いっきり残っていて、私の少ない稼ぎと 貯金の切り崩しだけでは、もう限界が来ていた。 双方の実家で話し合い、夫は、夫の妹のアパートから歩いて 通える国立病院に入院し、義母が面倒を看る事になった。 私は、仕事の都合と子供の面倒を頼める自分の 実家に引っ越し、家は人に貸す事にした。 続く 634 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/23 02:47 別居してしばらくして、義母から「○○(夫の名)がいなくなった。」 と連絡が来た。ひょっとすると・・・・とは思ったが、 義母の気持ちを考えると「大丈夫ですよ。無断で 友達の所へでも行ったんじゃないですか?そのうち ケロッとした顔で帰ってきますよ。」 としか言えなかった。 次の晩、子供がベッドの下のに置いておいたアルミの ボトルが突然、触ってもいないのに ベコン、ベコン と音を立てた。 全身、鳥肌が立った。 ボトルは空で、何日も前からそこに放置されていたものだった。 たぶん夫が死んだのだと思った。 子供も人影をみて怖くて声も出せなかった。 翌日、夫が死んでいるのが発見された。 それ以来、子供が言う 「お母さんのベッドの足元に親父がいるよ!」 そう、やたらラップ音がそのあたりからするんです。 実話なんですが、文章にすると怖くないですかね。 B! LINEへ送る - Part 28, 洒落怖