洒落怖超まとめ

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山奥で

   

747 名前:昔話 投稿日:03/07/30 01:03
うちの親父、林業やってるの。
子供のころよく親父についていって遊んでた。
でも木こりって山に入ったら1週間くらい里に降りられないの。
俺は母親が恋しくてよく泣いてた。
そんな時、親父はよく話をしてくれた。

「ワシら木こりは人が入ったことのない山にも入らなあかん。
そんな山は道もないしお日さまもささんから大人でも気味が
悪るうての。足場を作って幹をなぎ払いながらやっと天辺に
ついたんよ。そこには立派な木があっての。やれ一息じゃと
腰を下ろしたらやたらとハエにたかられる。なんじゃろと
木の後ろに廻ったら
『出産祝』
と書かれた金封が落ちていた。あれはなんやったんじゃろ・・・」

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