洒落怖超まとめ

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幼い頃の記憶

   

52 名前:Jねじん ◆UFOmeetm1A 投稿日:03/08/06 00:55
(1/3)
俺がまだ中学に入りたてだった頃に、新しく出来た友達の中に
幼稚園の時遊んでた奴(M)が偶然いて、そいつも何となく気付いて
はいるけど、お互い記憶が曖昧でしかもそんなに仲良くなかったので、
とくにその事には触れずに一緒に居る、というなんだか妙な
関係を続けていた。

ある日の学校帰りMが急に
「チョット寄りたいところがあるから、先帰ってて。」
と言っていつもの帰り道からはずれてどこかに行ってしまった。

そんな事が何回かあったのだが、どこに行くのかがどうしても
気になった俺は、こっそり後をつけて行った。

53 名前:Jねじん ◆UFOmeetm1A 投稿日:03/08/06 00:59
(2/3)
ちょっとした繁華街をこえて、昔よく遊んだ川が見えて来た。
その川の近くにはおれが幼少時通っていた幼稚園があった。。
その川の橋を渡ろうとした時、Mが河原で何かに向かってしゃがん
でいるのが見えた。

花束だった
Mはおそらく誰かが亡くなったであろうその場所で花束を供えて
それに拝んでいた。

ほどなくすると、Mはまたどこかに向かって歩き出した。
幼稚園の中だった。それを見た俺は、
(やっぱりあいつだったんだ)
とおもい、明日にでもその幼い頃の記憶を話そうと決心した。

しかし、次の日から3日ほどMは学校を休んだ。
電話をしてもでなかった。
ヤな予感がした。
それがどういうものかよく分からないのだが、とにかくなんだか
不安な気持ちになった。それからというものMの俺への態度が明
らかに違っていた、挨拶くらいは交わすのだが向こうから話しか
けてくる事はなくなった。そんな状態が一ヶ月ほど続いた。

54 名前:Jねじん ◆UFOmeetm1A 投稿日:03/08/06 01:07
(3/3)
「なあ、ちょっと写真撮らせてくれないか?」
そういって急に家に来たMを見て一瞬頭の中が真っ白になった・・
どうも新しくカメラを買ったから、テストに何枚か撮らせてほしい
という事だったのだが、そのただならぬ異様な状況に俺は断る事が
出来ず、写真を撮らせた。
Mは写真を撮り終わると、それまで見せていた作り笑顔をやめ、
そそくさとと帰って行った。

次の日から、またMは学校を休んだ。
俺はなんともいえない恐怖と衝動に駆られMの家に行って話を付けようと思った。
夕日が傾き始めた風の涼しい日だった、ドアホンをならそうとMの
家の前にたった時   背後に人の気配!

「ぎやあぁぁぁぁぁ!!」

聞いた事もない奇声と共にMらしき後ろ姿が走り去る!
とにかく、無言でその後を追った。しかし、Mは異常な早さで神社の境内へと消え見失ってしまった。
もちろん頭の中は真っ白だったのだが、なんとか気を取り直してもうすっかり暗くなった夜道を帰って行った。
その途中で何か紙切れのようなものが何枚か落ちているのが見えた。何の気無し
に拾ったが暗くて良く見えない。
触った感触から無数に穴があいているようだった。
とにかくそれらを全部拾って、近くの電柱に付いている街頭に照らしてみた。

無数の釘のようなもので穴があけられた、自分の写真だった。。。

カラカラになる喉を生唾が通って行く。
一枚ずつめくって行く。中に何か書きなぐってあるものがあった。

「コロシタ オニイチャンコロシタ コロシタナ コロシタナ コロス コロス 」

55 名前:Jねじん ◆UFOmeetm1A 投稿日:03/08/06 01:10
(4/3)
Mは幼稚園児のときに双子の兄を水の事故で亡くしていた。
その現場には一緒に遊んでいたと見られる数人の子供が目撃されていた。
その後の調査で、その事故死した幼稚園児の片方の靴がなぜか川の向こう岸の
木の上で発見されたそうだ。

俺の記憶がはっきりと蘇った。。。

「おれ保育園児だった。。。」

56 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/06 01:47
……?

57 名前:あなたのうしろにのりかさんが・・・ 投稿日:03/08/06 02:03
... ...?

58 名前:あなたのうしろに名波さんが・・・ 投稿日:03/08/06 02:04
・・・ ・・・?

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