洒落怖超まとめ

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座敷わらし

   

402 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/02 16:04
工房の夏休み 東北にあるママ上の実家に帰ったとき 座敷わらしに会った
田んぼじゃなくて山ばっかのとこ ていうか山の中に屋敷が立ってる
時間は1時ころ 家には親父と俺とばあちゃんがいた
じいちゃんは既に他界 ママ上がどこに出かけてたかは忘れた
親父は居間で寝ながらテレビ見てた ばあちゃんも
居間で俺のためのどんぶく(東北の室内防寒服)縫ってた。
俺はもう 持ってきたマンガ(ゼルダの4コマだった)とかもう読み飽きちゃって
便所いってくるつって死ぬほど広い屋敷のなかウロウロしはじめた
2分ぐらいウロウロしてたら クソ長い廊下の途中に三毛猫がいた
「野良だな!」 俺は猫大好きっ子なので 小走りで近づいた
当然 猫は警戒態勢を見せてふすまのスキマから部屋に入っていった
俺はチチチて舌鳴らしながらそーっとその部屋に入った
窓も無い正方形の部屋(5畳間?)だった 押入れ以外は何もない部屋
 
┌──┬┐
|   ||←押入れ
|   ├┘
└─==┘
   ↑入り口

403 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/02 16:04
で、さっきの三毛猫がいない
と思ったら押入れのふすまがちょっと開いてた 猫はこんなかだなって思って開けようと手をかけたら
押入れの中から「アオン」って鳴き声が聞こえた 舌鳴らしながらゆっくりふすまあけた
そしたら ふすまの内壁っていうのか? 正面の壁 ちょうど俺の顔の高さにな オフダが1枚はってあんの
猫のこと忘れて 恐いとかより先に「なんて書いてあんだ?」 って首かしげてたら
後ろから Tシャツを下に 「つんつん」って ひっぱられた
当然「うおあ!!??」ってやたらビビって ブバ!って体反転させると
和服の 8歳くらい?俺の身長が175で、顔がおれのみぞおちチョイ上あたりにくる身長の 女の子がいた 同時に
「なおひろ(俺)ぉーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ってばあちゃんがその部屋に怒鳴り込んできた
ばあちゃんは 右手に40センチくらいの木の棒を持ってた 鎌かなにかの柄みたいなの
左手に数珠 じいちゃんの仏壇のやつだった
それを 「シー!シ!シ!…シ!シーーッ!」ってビュンビュン振り回した ぼっきれで部屋の畳をバンバン叩いた
女の子はもういなかった 出入り口はばあちゃんが突入してきたふすましかないのに
どんなオフダだっけ?ってふと気になって 開けっ放しの押入れを覗こうとしたら
ばあちゃんが俺の肩ガッチリつかんでぜいぜい息切らしながら
「なおひろ(俺)んが(侮蔑・非難の意味を持つ二人称)こごでなにしてら!?あ!?」 って俺を問い詰めた。

その後はもう 親父が「なした(どうした)?」って来て 俺は居間に追い返されて
親父に殴られるかなーって思ったら親父は無言で 夕方に神主さん?みたいな人が来て 
7時になったらママ上が帰ってきて ふつーに夕飯食った 寿司だった
俺はイカとタコとサバが好き ばあちゃんは今も健在

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