洒落怖超まとめ

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愛猫

   

去年の10月か11月くらいだったか
大学受験を控えていた高校三年の俺は、土曜日なのに模試があった。
模試の為に家に出る前、外で飼っていた猫(生まれて1.5年くらい)が死んでいるのに気付いた。
以前、他にも猫は数匹いて(兄弟)、伝染病か何かで次々と死んで行ったよ。その猫も数日前から様子が変で、覚悟はできていた。

だが、実際死んでしまうととても悲しかったよ。最後の一匹だったし。落ち込みながらも模試を受けに行き、帰宅したのは4時頃だったかな。
疲れていた俺は、家に帰るなりすぐに布団に入って寝た。目が覚めた時には、すっかり日は落ちていて部屋は真っ暗だった。
テレビをつけるために起き上がろうとすると、体が動かなかった。そう、金縛り。
金縛りは過去に何度か体験していたので、あまり同様しなかった。
「金縛りに会ってる時って、天上に何かが見えたりするってよく聞くよなぁ」と思い、恐る恐る天上を見てみると、やはり何もなかった。
しかし、ほっと安心した直後、いきなり脛のあたりに重みを感じた。いや、流石にマジで同様したよ。怖かった。
恐怖に震えていた俺は、重みの感じる方からある音を聞き取った。はっきりと。

「ブルブルッ」って音。この音を聞いてすぐ、俺はこの音は猫が首をブルブル振ってる音だとすぐに直感したよ。
そう感じると、恐怖は段々と消えていった。今朝死んだ猫が俺に会いに戻ってきてくれたからだ。うれしかった。
そして、しばらくすると足の重みは消えていた。数十秒間放心した後、起き上がって普通に鋼錬を見た。
あと、これは気のせいかも知れないけど、音が聞こえた時に俺の右側から金色の光が見えていたような気がする。

この時ばかりは流石に幽霊とかそういうものを信じたくなったね。マジで。
いちお言っとくけど勿論実話です。
文章汚くてごめんよ( ´`)

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