殺気
726 本当にあった怖い名無し sage 2005/05/07(土) 14:47:12 ID:P9xTexSt0
昔ベットで寝てた頃の話
そのベットは妹の部屋をはさむ壁が頭の方にくるように設置されていた
夜の１時超えた辺りにその日は就寝した、というか寝落ちした、テレビと電気つけたままで
夢を見た
多分学校関連の夢だったと思う、そんなに記憶には残ってないくだらない夢
だがある程度夢を見たところで急にフッ・・・と夢が途切れた、テレビの電源を切ったように
そして意識だけ急に覚醒した、何が起きたのかなんて当然理解できない
目が開かない、体が動かない、初めての金縛り体験、こんなものかと思った
だが次の瞬間、急に体のど真ん中にツララを突き刺されたような実感が走った
733 続きです sage 2005/05/07(土) 14:55:22 ID:P9xTexSt0
これは殺気だ、となんとなく感じた、少なくとも敵意のような、そんなマイナス感漂うものだった
次の瞬間目が急に開いた、そこにはサラリーマンがいた、壁から上半身だけ出すようにしながら
サラリーマンかどうかは知らんがＹシャツとネクタイという風貌はなんとなくそれを思わせた
そいつが面接官のような無表情でこっちを見ていた
恐怖は特に感じなかったそれまでも何回か霊らしきものをみることはあった
だがここまではっきりそうと認識できるものを見る事はなかった、恐怖より驚愕が勝った
743 続きです sage 2005/05/07(土) 15:03:35 ID:P9xTexSt0
体感時間にして約２０分、なんとはなしにそいつと対面していたら
そいつは何を考えたか急に笑みを浮かべた、人を小馬鹿にしたような皮肉げな笑み
それを見た瞬間状況がはじけた
「何さまだお前、もう一回死ね、クズが」と思うと同時に
意識もしていないのに体が勝手にそいつの顔面にワンツーパンチを叩き込んでいた
何の手ごたえも無かったがそいつは消えた、なんとなく驚愕したような表情を見た気がした、いい気味だと思った
それから消し忘れたテレビと電気を消して、もう一度寝なおす事にした
これが詳細です