ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 29 > 消えた魚 2016/04/20 182 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/01 18:34 最初の仕事で行った研修所での話。 そこは、複数の会社の合同研修施設だった。 全員泊まり込みで、朝~夜まで研修三昧。 泊まり部屋の定員は4人。2段ベッドが二つ。 俺が行ったのは9月で、2週間の研修だった。 中途半端な時期なんで、同室は一人。 酒好きで、門限破り常習犯な30男。 ちなみに門限は10時半。消灯は11時だった。 その日、俺が部屋に戻ったのは11時少し前。 30男は帰ってない。上の段のベッドへ昇る。 相方は対面のベッド下段。俺、鼾を避けた次第。 夜中に起きた。相方のベッドから声。戻ったか。 ウウ・・ウーン・・ウ・・ウ・・ンンン・ン・ 鼾?うなり声?かなりウルサイ。寝れない。 ドサッ シーン・・・静寂 ん?落ちた?アホやなぁ。でも少し心配。 様子を見ようと寝返りを打った。 目の前に何かある。何だ?暗くて・・・ 頭?それが、徐々に下からせりあがってくる。 髪が長い。女?なんで女? 髪の隙間から覗く目が非常に赤い。無表情。 怖!ヤバ!目を閉じた。すぐに寝た。失神? 次の朝起きて気が付いた。 相方は既に研修を終えて、昨日帰ったハズ。 夢か?そう思った俺、ベッドから降りた。 足元の床に長い髪が束で落ちてた。 B! LINEへ送る - Part 29, 洒落怖