深夜、非通知、無言電話
218 本当にあった怖い名無し New! 2005/07/13(水) 23:53:49 ID:qRbYorSS0
実体験を書き込むが、怖くなかったらスマソ。
大学3年の頃の話。
当時授業も少なくなり、深夜にバイト終われば夜更かし→昼まで爆睡という生活を
送っていた。
当時この「しゃれこわ」を見るのが日課だった俺は、その日も何度となくダイヤルアップを
繰り返し、肝を冷やして一人楽しんでいた。
深夜4時をまわったころだった。
急に携帯が鳴り響いた。
驚く俺。画面を見ると…「非通知設定」…。
いやな予感がしたが、霊体験というものがほとんどない俺は、「どうせ友達の
誰かが、遅くまで点いてる俺の部屋の明かりを見ていたずらしてるんだろう」
程度に思い、通話ボタンを押した。
223 本当にあった怖い名無し New! 2005/07/14(木) 00:06:27 ID:Wb+26SbM0
続きです。
携帯を耳にあてた。だがなぜか通話口は指で押さえた。
なぜそんなことをしたのか、自分でもわからない。
電話をしてきたであろう友達に、自分の気配を悟られたくなかったのかもしれない。
向こうからの声に耳をすます。
「・・・・・・・・・・」無言が続く。
「あれ、しゃべらないな?」「誰がかけてるんだろ?」
「・・・・・・・・・・」更に続く無音。
そのとき、はっと我にかえった。
深夜4時に非通知で携帯を鳴らし、20秒近くも一言もしゃべらずにいる通話の主は、
本当に友達、いや、人間なのか?
途端に体中に鳥肌が立ち、背筋が冷たくなった。
慌てて電話を切り、電源を落とした。
PCも「ほんこわ」のままだったので、終了しコンセントまで抜いた。
布団を頭からかぶり、震えながら夜を過ごした。
後日そういうことをしそうな友達すべてに確認したが、誰も心当たりがなかった。
もしかするとその中の誰かが嘘を言ってて、実はいたずらだったのかもしれない。
でもいまだにあの無音の20秒は、思い出すだけで寒気がする。