洒落怖超まとめ

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現実でない世界

   

214 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/14 16:57
これは今まで誰にも話したことがないのだが、聞いて欲しい。

ちょうど2年前の今日。
俺は駅から家に帰る途中だった。時間は夜の9時ぐらい。

俺の家は、まぁどこにでもある普通の住宅街にある。
ただ、近くに大きな国道があって、その抜け道として
住宅街を通ってく奴が結構いる。正直、迷惑だ。

そして、事は起きた。
住宅街の角を曲がった瞬間、俺は前から来たトラックに跳ねられた。
白いトラックだったと思う。「あっ!」と思った瞬間、
全身に鈍い衝撃が走った…。

…俺が覚えてるのはここまで。

215 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/14 16:58
俺は目を覚ますと、自分の布団の中にいた。
「えっ?」と思って、辺りを見回すが確かに自分の部屋だ。
夢か?いや、それはない。
鏡で自分の顔を見る…何ともない…
「えっ?えっ?」と思い、親に昨日の俺がいつ帰ったか聞いてみる。
返答は、いつのまにか帰っていたとのことだった…

夢?
でも俺は、布団に入った記憶は無い。それどころか、家に帰ってきた記憶も無い。本当に無い。
逆に、トラックに轢かれた記憶は鮮明に覚えている。あの鈍い衝撃も確かに覚えている。
しかも俺はちゃんと、寝間着に着替えていた。いくらなんでも、無意識で寝間着に着替えられるか?

他にもいろいろ調べてみる。
昨日着てた服や荷物を見てみる。何ともない。
事故にあった現場を見に行く。何ともない。
親に昨晩事故はなかったか?と聞くも、そんなことはなかったと言う・・・

さすがに混乱した。俺はおかしくなってしまったのだろうかと、怖くなった。

216 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/14 16:59
あれから2年、結局俺は今も生きている。体調は良い。
この2年の間に健康診断を受ける機会もあった。結果は良好だった。

今まで俺はこの話を誰にもしていない。それは、俺の中に1つの仮説があるからだ。

その仮説とは、やはりあの時俺は事故にあっていて、
今自分が過ごしている世界は、植物状態かまたそれに近い状態の自分の
脳内世界なのではないか?というものだ。

まるで、どら○もんの最終回の噂のような馬鹿くさい話だが、結構本気でそう思っている。
もし、このことを誰かに話して、ココが現実でないことが解ったりしたら…と正直怖い。

今日であれから2年。意を決して書き込んでみた。
やはり俺は頭がおかしいのだろうか?でも本当にあれは夢じゃないんだ。

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