洒落怖超まとめ

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99 本当にあった怖い名無し sage 2006/11/30(木) 23:21:47 ID:Op8hmo5C0

今晩和、151スレ目オメ、>>1さん超乙。
前スレ107で語らせて貰った者です。(まとめサイト>おお、Yか)
あの話を落としてから少し身の回りにそれっぽい事があったので、荒しにまぎれつつ短い話投下。
因みに107の話の中に出てくるYと言うのは俺自身の事です。ややこしくてすいません。

その日の明け方、ふいに俺は目を覚まし、軽い尿意に襲われ、トイレに向かいました。
台所の時計を見ると午前3時過ぎ、明け方と言ってもまだ外は真っ暗です。
用も足し、寒くなってきたので、自室から漏れる光を頼りに暗い廊下を手探りで部屋に戻りました。
部屋のドアを開け、布団をめくり、電気の紐に手をかけたところでふと気付きました。
俺の頭側の部屋の壁、真っ白であるはずの壁に、赤紫の筋が浮いています。
丁度指2本くらいの太さで、かすれたように赤紫の汁で引かれた線は、壁の中途半端なところから伸びていました。
目で追うと、それは俺の頭の上を通り過ぎ、一直線に部屋の出口の方向に伸びています。
なんだこれは、と俺は寝ぼけた頭のままそれに近づきました。
よくみると、その線はどうやら伸び具合から見て、出口からはじまり、俺の頭を少し過ぎたところで止まったようです。
停止した場所の壁に、雫がたれていました。
瞬間、俺の頭は一気に冷えました。うっかり俺はここに書きこんだ事もつい先日の事だと言うのに忘れていたのです。
もう明日は12月。あと4日で、爺さんの3年目の命日が来ようとしている事を。

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