ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 51-60 > Part 57 > 腕 2016/05/17 143 名前:腕ばっかり・・・ 投稿日:03/11/01 02:25 24歳の時、新幹線の中でうとうとしてて金縛りにあった。 必死で目を開けたら、肘掛に掛けてる私の腕の上に、 隣の子(同僚)の腕が重なっていて一瞬ほっとしたが 直後違和感を感じた。 腕は逆向きに重なっていたのだ。前は壁。 私の手の甲にその腕の肘が重なっていて、 私の肘の部分に手の甲があった。 女の腕だった。濃いピンクのマニキュアを塗って、 ゴールドのアクセサリーをじゃらじゃらとつけていた。 26歳。伊豆に行ったとき、ワゴン車の最後部シートで寝ていた 時。やはり金縛りにあった。三人で座っていて私は左の窓際。 どうやら隣の子が私に腕をからめているようす。 ・・・と思ったら、私と彼女との間にもう一本知らない腕が あり、それが私にからまっていた。 27歳。結婚前に同棲していた彼の部屋で。 深夜また体が動かなくなり、彼に助けを求めようと もがいていた。真っ暗だったが彼の腕が隣にあったので、 触れていることに安心。金縛りが解けた瞬間、その安心が 恐怖に変わった。彼は私に背中を向けて寝ていたのだ。 彼の腕を捜した。両腕とも彼の胸の前で折りたたまれていた。 なぜ「腕」なのか。何を意味するのか? B! LINEへ送る - Part 57, 洒落怖