洒落怖超まとめ

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143 名前:腕ばっかり・・・ 投稿日:03/11/01 02:25
24歳の時、新幹線の中でうとうとしてて金縛りにあった。
必死で目を開けたら、肘掛に掛けてる私の腕の上に、
隣の子(同僚)の腕が重なっていて一瞬ほっとしたが
直後違和感を感じた。
腕は逆向きに重なっていたのだ。前は壁。
私の手の甲にその腕の肘が重なっていて、
私の肘の部分に手の甲があった。
女の腕だった。濃いピンクのマニキュアを塗って、
ゴールドのアクセサリーをじゃらじゃらとつけていた。

26歳。伊豆に行ったとき、ワゴン車の最後部シートで寝ていた
時。やはり金縛りにあった。三人で座っていて私は左の窓際。
どうやら隣の子が私に腕をからめているようす。
・・・と思ったら、私と彼女との間にもう一本知らない腕が
あり、それが私にからまっていた。

27歳。結婚前に同棲していた彼の部屋で。
深夜また体が動かなくなり、彼に助けを求めようと
もがいていた。真っ暗だったが彼の腕が隣にあったので、
触れていることに安心。金縛りが解けた瞬間、その安心が
恐怖に変わった。彼は私に背中を向けて寝ていたのだ。
彼の腕を捜した。両腕とも彼の胸の前で折りたたまれていた。

なぜ「腕」なのか。何を意味するのか?

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