ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 30 > 臨死体験 2016/04/21 583 名前:1/3 投稿日:03/03/12 23:57 この前、臨死体験しました。 工事現場で鉄パイプみたいなのに頭打って気絶したんです。 よく、臨死体験って、お花畑が見えるってあるじゃないですか。 あれ、ホントに見えるんです。しかも、通称「三途の川」でしたっけ? それらしき川も流れてるんです。それで自分は荒れた褐色の大地に 立っていて、川を挟んで向こう側にきれいな黄色いお花畑があるんです。 向こうでは、自分の懐かしい友達や家族などがたくさんいて、 こっち側は俺一人だったんです。そしてみんな俺に手招きしてるんです。 けど自分は分かってました。「ここで行ったら死ぬな」と。 なので、自分は振り返って、向こうの黒い穴を目指して必死で走ったんです。 自分は「死にたくない」という心がホント強かったせいか、逆に、 お花畑の方が怖く思えて、それからずっと振り向かなかったんです。 そしたら、自分の前に一人の少女が立っていました。無視して 通り過ぎようとしても、何故かできなくて、気が付いたら自分は 少女に話しかけてたんです。「君は誰?」少女は言いました。 「ただの夢の中の女の子よ。あなたはただ夢を見ているだけだから、 別にこれ以上進む必要はないよ。むしろ、向こうの黒い方に行くと 良い夢が悪夢に変わっちゃうから、ここでじっとしてた方がいいよ。 あたしも今、きれいな白いお姉さんにそう言われて待ってるの。」 584 名前:2/3 投稿日:03/03/12 23:58 自分は、その言葉を聞いて脱力しました。「何だ、夢か・・・」 そして自分は、その少女と雑談しながら、しばらくそこに居ました。 するといきなり少女がフッと消えたんです。自分は辺りを見回しましたが 見当たりません。自分は、夢なのに何故か不安になりました。 すると、何かお花畑の方から声がします。「・・けて・・・助けて・・・」 あの少女の声です。自分は、我を忘れてお花畑の方に走りました。 すると、そこには先程とは全く違う光景がありました。 そこは地獄のようでした。あの少女は、串刺しにされ血だらけになり 目をキョロキョロさせ、何か自分に訴えてるように見えました。 そして、少女の後ろには、白い服を着た自分の家族、友達などが、 何とも不気味な笑顔でこっちを見て、手招きしてきます。 585 名前:3/3 投稿日:03/03/12 23:58 自分は確信しました。「これは、夢じゃない!」 こんな怖い体験は初めてで、自分は泣きながら黒い穴の方に 無我夢中で走りました。途中、変な顔がいっぱい見えましたが、 自分はそんなのに恐怖も覚えず、ただ後ろの恐怖に怯えてました。 そして、気が付くと、自分は病院にいました。そして何とそこには 白い服を着た女が数人、立っていたのです。自分は、「うわあ!」と 叫んで退きましたが、よく見ると看護婦さんでした。ホッとしました。 しかし、このような体験はホント初めてで、起きた時は汗だくだくでした。 そして、自分はこの話を友達皆に話しました。しかしみんなは、 「臨死体験とか羨ましいなー」とか言って、まともに受け止めてはくれません。 ただの夢だったのでしょうか?しかし、自分がもしあの時、三途の川を渡って お花畑の方に足を踏み入れていたら、自分はどうなってたのでしょうか? 次見たら多分、ショック死で死ぬと思うので、気絶だけは逃れたいと思います。 下らない長文スマソでした https://youtu.be/iJHz7k1AVOw https://youtu.be/FxV_o21WkQA B! LINEへ送る - Part 30, 洒落怖 臨死体験