洒落怖超まとめ

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落ちかける

   

小三くらいの時にあった話(今21)。読みにくいかも試練が。

夏に子ども会の七夕・夕涼み会がる。
その日は毎年、子ども会の子と親が集会所(自分たちは会場と言ってた)に集まって、
飲み食い→花火→会場で就寝 という流れになってた。
この会場、はしごの様な階段やボットン便所等と当時でも大分古い。

その日飾る竹や短冊を作ることと、会場の掃除は子供達(俺含む)が担当だったので、
昼過ぎに子供は集合して4時ごろ仕事を終え、会場の2階で遊んでいた。
その中に、何所にでもいるよな。ガキ大将(A)と次期(?)ガキ大将の(B)がいた。
Aは霊感があって、その事は子も親も知ってた。

で、Bが窓のそばから「皆ちょっと来いや」と言うので行ってみると、窓の下に石があって、
そばの草の葉が回転してる。その2,3m先には草むら続きで部落の墓がある。
「風も無いのにおかしいと思わん?お化けのせいかも」とか冗談めかして言ってた。
「そんな現象、学校帰りにも見るよ~」と何人か言うので。じゃあ、とAが下を見て、
「うーん、嫌な感じはするが、いるかどうか分からん」と言った。それからしばらく遊んで、
下階に母親達が来たので降りようとしたらBが「石に小便かけて行かん?大丈夫だろ」と言い、
Aが止めとけ言うのも聞かずに放尿。その後は適当に会は進行し、花火も終わってお開きの時間になった。
女子と俺(俺は家がすぐそばだったから)は帰宅し、A、B、その他子供+母親は2階、男性陣は1階で寝た。

俺は家に帰ってしまったから、ここからは聞いた話。
俺等が帰ってもしばらくは騒いだが、11時にようやく就寝した・・・が・・・・・・
午前2時くらいに一人の母親が何か気配を感じたらしく、目を覚ました。
そしたら、Bの体が窓の外に既に半分(上半身が)出ていて、いままさに
下方向に加速を開始するような時だったらしい。急いで駆け寄り、掴んだのはBの足首。
何事かと目を覚ました母親達が一緒に引き上げようとするが、子供の体重以上の力で引っ張られる。
上がってきた男衆に引き上げてもらったが、Bはその間眠ったままだったらしい。
起こそうと頬を叩き、Bが「ん~~」と言った瞬間、窓の外でゴゴッゴッと音がしたそうだ。

その後は会場の一階にある神さん棚に手を合わせて、それぞれ自宅に帰った。
Aと大人たちの会見では、やはりお化け(陳腐だ・・・)だったんじゃないかと。
その時のBの記憶は無く、寝ぼけて落ちかけたと思うかも知れないが、
その晩、草むらのあるそちら側の窓は蚊が入るから閉められていて、
簡易ながらも鍵が掛かっていた。しかも、二階の部屋の柱には天井近くにお札が貼ってあり、
窓の側の柱に貼ってあったお札は寝てたBが握っていたらしい。
その後、この会場で宿泊することは無くなった

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