ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 28 > 薬品 2016/04/19 461 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/21 19:04 俺が中学生のときの話。 確か2年生だった。俺は理科が大好きで、実験なんか大張り切りだった。 つーことでよく理科準備室、ほら、ホルマリン漬けやら人体模型が置いてあるとこ そこにちょくちょく忍び込んだりしてた。 そんときの話 ああ、知っているかもしれないけど、理科準備室には実験とかで使う 薬品が瓶詰にされて棚いっぱいにおいてあるんだ。 462 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/21 19:05 俺はそんな薬品の、小難しい注意書きとかを見て悦に入ってた。 そしたら或る日、その中のひとつがぽこぽこと泡立っているのに気付いた。 初めて見たときは作りたてなんだろうな、と思ったけど その1ヵ月後にもう一度見たときもまだ泡だってんの。その次のときも。 俺は、一体どういう薬品だろうって思った。 だって、その薬品、完全密封されてるんだぜ? ラベルもそれに限って貼ってないし、物知りの友達に聞いてもわからない。 忘れようとしたけど、すっごい気になってできなかった。 しゃあないから、忍び込んだのばれる覚悟で その薬品のこと理科の先生にきいたんよ。 そしたら、「そんなの見たことない」だって。 「じゃあ見せたる」 その放課後、俺は先生の手引っ張って理科準備室につれてった。 ねぇの、それ。 何回も見たのに、はっきりおぼえてるのに。 「ないじゃないか」「んな馬鹿な」 結局叱られるだけだった。 で、俺はそのまま卒業して、いつのまにかそんなことわすれちゃった。 そしたら半年ほどして、 その先生捕まっちまったらしい。理由は知らんけど。 B! LINEへ送る - Part 28, 洒落怖