長くて申し訳ないんですけど、最近の実話です。
今回、宮城連続地震で家屋全壊の地区がある町に住むものなんですが、
たまたま私の家は中のタンスが倒れたり、外壁にヒビが入る程度だった
んですが、うちは商売をやっているためなかなか片付けが進みませんでした。
毎日お客さんからの電話もくるし、父も外回りが忙しいし、被害が酷かった
顧客の方のお見舞いやらなんやらであっというまに1週間が過ぎました。
家の中片付けないといけないけれど、『もう駄目疲れた~』ってことで
車で40分くらいの温泉旅館に一人で日帰りで行って来たのですが、車のなかから
家が見えるくらいに近づいた所で家の2階に明かりがついていることを
確認しました。両親も祖父母も出かけているはずだし、しかも2階は
私の部屋で出かけたのは昼だし、昼に電気をつけるようなことはないので、
『もしかして上京してる弟が帰ってきてくれて、私の部屋でゲームしてるのかな、
あの子も優しい子だから』って、ずいぶん都合よく解釈していそいそと車を
停めて玄関を開けました(この時鍵は外れていました。今思えば弟の靴も無かったのに)
「た・だ・い・ま~」といい歳こいてだだだ~っと2階に駆け上がってガラっと
自室の戸を開けると、電気はついているものの誰もいませんでした。その時ようやく
玄関の鍵が外れていることと、つけるはずの無い電気のことが脳裏をよぎって
恐ろしくなり、ベットの毛布の感じや引き出しがわずかに開いてることに気がついて
体が動かなくなってしまいました。うちのあたりは一時期空き巣被害が続いたことが
あったので、またか?と思いつつショックで数秒ほどボーっとしてしまいました。
それでも目を横に移すとPCの電源が入れられているのとモニタがついていること
から、ここにさっきまで人がいてPCを動かしていたのは認めざる終えませんでした。
(触ってないと自動的に画面はスリープしますよね)