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440本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/28(木) 21:53:23 ID:C1q0Ne6A0

夜釣りで思い出したんだけど伯父さんの話。

俺の父方の伯父さんは漁師だったんだけど、若い頃に沖合で
何日も漁を続けていた時に、夜にかなり暑かったので船を
停めて何人かで海に入ったんだそうだ。
当然泳ぎの達者な若い衆ばかりだから、船の明かりだけ付けてれば
そう危なくなくて、風呂に入る様な感じで体を洗ったり。
一応船長には船から離れるな、と言われて船のほんの周りで浮かんでた。

生意気だった伯父さんは、ちょっと泳いでやれって思って
船から離れて行ったんだって。
静かな海で、全く風も吹いてないから波も無く、伯父さんは
10mくらい離れてから船に戻っていこうとターンした。

その時、足の裏をザラッとした物が触っていった。
魚か?と思った伯父さんは何の気なしに、足元に手を伸ばしてみた。

すると何か板の様な、固い物に手が触れた。
なんだ、こりゃ?って思った瞬間、その板の様な物がスーッと動いて
伯父さんの体をしばらくこすりながら流れていった。

さすがに気味が悪くなった伯父さんは大急ぎで船にあがって先輩に
話したら、それは多分サメだろうって。
話を聞いた船長が、体のどこら辺を触っていった?と言うので
足の先から脇の下くらいですって答えたら
おお、胴体がそのくらいの太さなら、下手したら5mはあったろうな
って言われたそうだ。

俺なんか想像しただけで腰が抜けそうな話だった。

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